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型紙に描かれている矢印の意味とは?
こんにちは。・ω・
裁縫で使われる型紙(パターン)には矢印が描かれています。
この矢印は何でしょうか。
勉強していきましょう!
型紙に描かれている矢印は何?
この矢印は『布目線』といいます。
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これは、
『布目線の矢印と布のたて方向を合わせる』
ということです。
『ただ、たて方向に型紙を置けばいい』というわけではなく、
耳から布目線までが同じ距離になるように2~3か所はかり、
まっすぐたてになるように置きましょう。
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布のたてとよこの見分け方はこちらを参照
↓ ↓ ↓
なぜ、たて方向に合わせて裁断するのか
人間にはひじ、ひざ、肩、おしりなど曲げ伸ばしする部位が多々あります。
洋服をつくるときに、そういった部位を伸びやすい方向で裁断してしまうと、ひとの体の動きによって型崩れがおきやすくなってしまうからです。
同じズボンを長く履いていると、ひざの部分だけ伸びてポコッと出てしまったなんて経験ないでしょうか?
そんなふうに型崩れをおこしてしまう。
そのため、一番伸びにくい『たて』方向に合わせて裁断しましょう。
ということです。・ω・
ですが、使う生地や洋服のデザインによって、あえて『たて』以外で裁断することもあります。
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布目線にも種類がある
布目線の矢印にも種類があります。
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並毛・逆毛とは・・・
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布には、たて・よこ以外に『上・下』もあるということですね!('ω')
上下に矢印がある布目線は、布の上下関係なく型紙を配置することができます。
『差し込み』で裁断するといいます。
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《差し込みで裁断できるもの》
〇無地のもの
〇柄物で向きのないもの(水玉やギンガムチェックなど)
〇毛並みのないもの
こういったものは上下関係なく型紙を配置できるので、
なるべくムダがないように裁断することができます。
《差し込みで裁断できないもの》
〇上下で向きのある柄物
〇毛並みのあるもの
向きのある柄物を差し込みで裁断してしまうと、
柄が逆向きになってしまいます。
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柄物は同じ方向になるように型紙を置きましょう。
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下向きに矢印のあるものは、並毛で一方裁ちします。
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並毛で裁断するものは、
〇ファー
〇ウール
などです。
ファーは一番分かりやすいかと思います。
毛並みのあるものを差し込みにしてしまうと、毛並みが上下バラバラになってしまってへんてこなものになってしまいます。
並毛の一方方向で裁断します。
向きのある柄物も同じように一方裁ちですね。
上向きに矢印があるものは、逆毛で一方裁ちです。
並毛の逆向きですね。
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逆毛で裁断するものは、
〇コーデュロイ
〇ベルベット
〇ベロア
などです。
なぜ、毛並みのあるものを逆向きに?と思うのですが、
並毛で裁断すると、光が当たったときに反射して白っぽく見えてしまうからです。
逆毛で裁断すると本来の布の色で見えます。
そのため、基本的に短い毛並みのある布は『逆毛で一方裁ち』します。
『矢印の方向は、布の毛並みの方向』ということですね。('ω')
ただ、大事なのは並毛か逆毛かよりも、
『すべてのパーツを同じ方向で取ること』だと思います。
販売用などではなく、個人で自分の服をつくる場合、
見え方(色味)より、触ったときの感触のよさを優先したければ、
ベロアをあえて並毛で裁断してもいいと思うのです。
(こういった基本にとらわれないのがハンドメイドの良さ!)
大事なのは並毛か逆毛かよりも、
『すべてのパーツを同じ方向で取ること』だと思います。(2回目)
ソーイングブックを見ると、一方方向の矢印(布目線)が描かれていることがあるので、その服がどんな生地で作られているのか確認し、どんな布のときに並毛なのか、どんな布のときに逆毛になるのか覚えていくのがいいと思います。
長くなりましたが、読んでくれてありがとうございます。・ω・