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沖縄貧乏旅行 ゲイ一人旅

「沖縄に行きたい」

8月ね、すっごく仕事がんばったの。
コロナでダメだった現場がようやく復活してきて、あれもやろうこれもやろうってトライしてて気が付けば14連勤。しかもその半分が屋外現場で、体育祭で使うようなテントを組み立てたりもして。毎日毎日暑くて疲れて疲れて、そんな時にふと「沖縄行きたい」って漠然と思ったの。綺麗な綺麗な海を見たいって。癒しを全細胞が求めてた。

9月はそれなりに休みももらえて大分よくなったんだけど、10月は有給消化もしなくちゃいけなくて、そんな時に降って湧いたGO TOなんちゃら。毎年ゴージャスにやってた社員旅行も今年はなくなるだろうし、これを利用しない手はない。

そもそも、初めて沖縄に行ったのが昨年2月の社員旅行。粋な社長が名護のリッツカールトンを手配してくれて、ツアーで首里城も行って、久高島も行って。高級な沖縄料理も食べたの。

でもそういうのって沖縄のアッパーな面しか見てないじゃない?そうじゃなくてローカルな沖縄を知りたかった。ちょうど地元茨城のゲイの友達も沖縄に半移住したという報告も受けてたので、思い切って4泊5日の旅に行ってきました。

チケットは1万7千円、ホテルは7千円

とは言っても軍資金は「定額給付金の残り」。贅沢なんかとてもできないのでチケットはジェットスターにした。ちょっとチケットを取ったのがギリギリになってしまったけど、往復で1万7千円。ずいぶん安くなったね、沖縄。前もって手配してたらもっと安かっただろうな。
でもゴートゥーは貧乏人にも優しい。ホテル選びも迷ってしまったんだけど、「4泊で1万5千円」がGO TOの適用で7千円ちょっとになる沖縄サンプラザホテルにした。朝ごはん食べ放題大浴場付きに惹かれたのだ。更に2千円の地域共通商品券もついてくる。素晴らしい。

1日目 那覇到着

18時に那覇空港についてゆいレールに乗って牧志駅に向かう。牧志までは20分ほどかかった。19時にホテルチェックイン。ホテルは予想通り昭和の遺産。まぁ悪くはない。ちなみに一人なのにツインルーム。さっそく大浴場に浸かる。少し展望仕様になっていて、牧志の街が一望できる。とても気持ちが良かった。

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そのあと、国際通りをブラついたけど、二年前に来たときよりも人が全然少なくて寂しかった。夕飯はどん亭の580円のソーキそば。こういうんでいいんだよ感。

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ゲイバーにでも行こうかと桜坂ブラついたけど結局どこにもいかず。国際通り周りの飲み屋街は意外とそこそこ盛り上がってたな。三線の教え合いをしているグループもあって沖縄に来た実感ができてよかった。

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ホテルのロビーでブルーシールアイスを買ってデザートに食べる。これも沖縄の醍醐味。

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2日目 波の上ビーチ

朝から大浴場に浸かってそのまま二度寝。だけどもせっかく沖縄に来たんだからと重い腰を上げて波の上ビーチに。県庁前駅から降りて歩いて15分くらい。波の上自動車教習所横の細い道を進むと入江になっていて、綺麗な海が広がっている。

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これだよ、これ。エメラルドグリーンの海が見たかったんだよ。その辺に腰掛けて自販機で買った霧の紅茶を飲む幸せよ。風も日差しも強くて、まだここに夏が残ってる。

辻近辺は宗教施設なんかも多くてブラブラ歩いてても見てて飽きない。
他には風俗とステーキ屋も多い。海で泳いで神様拝んで肉食って女性を抱いて、という人間の本質を濃縮した感じがする。歩いていたら風俗のキャッチに声を掛けられたけど、思わず手を合わせて拝みそうになるくらいかっこよかった。沖縄の男の子たちは皆顔が濃い。アイプチをしてまつエクをして更にアイラインをしているんじゃないかと思ってしまうくらい顔が濃い。日焼けもしていて目の保養になる。うちなんちゅうとちんすこうしたい!

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波の上ミュージックにもアポ無しでお邪魔しました。沖縄のHIPHOPクルー:赤土に所属するDJ四号棟君のお店。前回行ったのが二年前なので改装前。すっかり様変わりしていた。ビールとCBDチョコレートを堪能。 久しぶりにくだらない世間話をしてTシャツを買った。

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ちょっと小腹がすいたのでファミマのお伝売り場の沖縄そばにチャレンジ。
あんまり美味しくはなかったかな。ポーク玉子という卵焼きとスパムを挟んだおにぎりがあるんだけど、コンビニのポーク玉子が美味しくてそればっかり食べていた。

Tシャツを2枚、海パン1枚しか持って行かなかったんだけど、それだけでコインランドリーを遣うのも気が引ける。いいや、と思って部屋のお風呂でボディーソープを使って洗い、部屋に干していたんだけど、まさに貧乏旅行って気持ちになれた。

この日の夜は5日で締め日のため、遊びに出かけずに仕事。夕飯はマックスバリュでカニとイクラとウニの丼。980円。夜食用ににじーまみ豆腐とシークワーサーもずく酢、ゴーヤチャンプルーも買った。じーまみ豆腐なんて96円だった。美味しくて安くて最高。

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3日目 やちむん通り&牧志公設市場

本島は百名ビーチに行きたかったの。沖縄の女神・アマミキヨが降り立ったビーチ。しかし深夜まで仕事をしたもんだから大寝坊。

百名はあきらめてゆっくり安里でランチをたのしみ、焼き物屋が並ぶやちむん通りに。焼き物なんて買ったらその日のうちに割るから買えなかったけどもターコイズブルーの素敵なお皿がたくさんありました。人はやっぱりまばら。

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そのまま 牧志公設市場周りの通りに。市場自体は改装のためにクローズしていたんだけど、その周りの通りがアングラ感すごかった。ひしめく婦人服屋に食材屋、あと土産物屋に古本屋まで。居酒屋なんかはセンベロセットもやってて、気の向くまま飲み歩いた。

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なぜか国際通りでラッパーの三島さんにばったり。よく会うわね、最近。運命の男ってやつかしら。運命変えちゃう夏なのかもしれない。

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その後茨城時代のゲイの友人と合流。彼も沖縄にハマってしまって半移住をしたタイプ。案内されるまま、 kevinshappyfactoryにお邪魔する。公設市場に燐したオープンなミックスバー。南国って感じで素敵でした。

スタッフさんも移民とのこと。「ヤンバルなんてうっかり満月の夜に行くとカニが大移動してて大変」なんて話をしてくれた。それから桜坂のゲイバーにも移動。「足立のゲイなの?沖縄滅ぼさないでね」なんて時事問題もとびかったり。沖縄のゲイは皆デシグアルを着ていたのが印象的でした。

そして残念ながら台風発生のニュース
現場はどうしても穴を開けられないので前倒しで帰ってきました。悔しい。何が悔しいってチケットの取り直しに一万かかったこと。貧乏旅行の意味がない!!お風呂場でTシャツを洗った努力はなんだったの!!

というわけで4日目にあっさり帰ってきた。でもたった三拍四日だったけど充実したバケーションだった。楽しかったー。やっぱ一人旅は誰にも気を使わなくていいから楽。最低限の服を持って、ローカル食を楽しんで。
また沖縄にこれるようがんばって働きましょうね。次こそ百名ビーチにいくぜ!!

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kanae
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