足立区に求める綺麗な政治と楽しい街

足立区に住んで8年経つ。今年で9年目かな。足立区はとっても良いところ。私は好きな街。

足立って言っても私は千住なんだけど。学生時代から千住で遊んでたけど、この10年で千住はとっても変わった。おかげさまで足立区で友達もいっぱいできた。足立区の友達とか足立区に遊びに来てる友達とかいろいろ。

今回の件もいきなり降って湧いて出てきて正直「あらあら」って感じだった。耄碌した爺様がなんか言ってるよ??って。だってそんな人腐るほど見てきたもの。

どこで?って聞かれたら千住大橋の駅前の飲み屋街なんだけど。あそこの客層の平均年齢は高い。おじいちゃんみたいな人もざら。それでもそういう人たちとお酒飲んでお話して、それなりに楽しくやってる。

たまには分かり合えない人もいる。やっぱりおじいちゃん。同性愛者だからあたしのこと嫌いなのかもしれない。同性愛者とか関係なしにあたしのこと嫌いなのかもしれない。でもいいじゃんね。人間なんだもの。好き嫌いはあるわ。

あたしだって嫌われてる人に「理解して!好きになって!」なんて押し付けるつもりはないの。分かり合えないなら分かり合えないなりに距離を取って上手にやっていきましょう、くらいの気持ち。大人なんだからね、お互い。狭い街なんだし。

だから今回のニュースを見てても、「ふーんそうなんだ。老害がなんか言ってらあ」ってなんとなく思ってたの。本当にどうでも良かった、心の底から。だってそうじゃん。70過ぎのじいさんに世の中の全てを受け入れろっていう方が酷だってばよ。むしろ周りの足立の子の方が「あいつひでえな」とか気を使って言ってくれることが多くて。それだけで胸がいっぱいになっちゃった。友達に恵まれてる。

でもいろんな人が憤りを抱えてるのをSNSで見て、それじゃだめなんだ。って気づいてしまった。だってこれは個人の思想だけの話じゃないだもの。政治だよ、政治。

あの人の給料は私たちの収めた税金から給料が出ているんだもん。ちなみにあてになるのかはわからんけども、給与は月61万だそうな。
※ソース https://www.huffingtonpost.jp/katsuseijika/tokyo_b_9136200.html

この人たちは区民の明るい未来を創造するために、条例を決めたり自治の仕組みを決めたりしないといけないの。だって区議なんだもん。そのための存在なんだから。そんな区議ともあろうひとが、性的マイノリティは区を滅ぼすなんてよく言えたもんだわ。

っていうか61万って大金やんけ!!
今すぐ納税拒否したいんだけど!!

でも現代の税制では納税拒否もままならないの。じゃあどうする?って思ったらLGBTは足立区以外に住むしかない。住民税とか消費税とかたばこ税とか酒税とかよその区に落としたくなる。そういう結論になっちゃうんだよ、極端な話だけど。でも住民が減れば税収も減る。そして街も潤わなくなる。

私がびっくりするのはそういうことも想像できない人が区議をやってるということ。そもそも彼の給与61万の元になってる税金を納めてる人の中にもLGBTがいるってことを思わないのだろうか。「まわりにLGBTの人がいない」、だから想像できませんでした、なんてあまりにもお粗末な話じゃない?

私は私の人権を保障してくれる人に給与を払いたい。税金を託したい。ゲイだとかビアンだとか気にすることなく、みんなが楽しく生活できる街であってほしい。私が足立区に求めるのはたったそれだけのことです。

足立区は本当にいいところ。北千住の飲み横は賑やかだし、千住大橋の飲み屋街も味がある。って酒場の話しかしてないけど。皆さん、ぜひ足立区に遊びに来てね。


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kanae
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