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ストレングスファインダー、仕事への活かし方を考えてみた
こんにちは。きゃめです。
いちばん最近に受けた『ストレングスファインダー』の結果を振り返りつつ、私の資質について書いてみます。
これからいっしょに働く方にとっての私の取説にもなりつつ、ストレングスファインダー結果の仕事への活かし方の例にもなればいいなと思っています。
私のストレングスファインダー結果
上位資質の5つは、上から順番に、
収集心、内省、共感性、学習欲、責任感
です。当たっていると思っています。
私なりの要約を書きつつ、その資質が仕事でどう表れているか、どう活かしているかも書いてみます。
上位5つの資質の解説と活かし方
1. 収集心 (Input ® )
好奇心が強く、常に「もっと知りたい」と思っています。いつも何かを手に入れ、まとめ、整理しています。追及することで新鮮な気持ちを保っています。
収集心、かなり強いです。
本とか文房具などコレクター的にモノを集めるだけではなく、目には見えない知識も集めています。4位に学習欲もあるので、常に学び、その内容をまとめています。
会議では、自分がファシリでない限りは基本的に議事録を取り、「〇〇まとめ」というタイトルの資料をよく作ります。仕事でもプライベートでもPTAでも、とりまとめ役をやりがち。
やらなければいけないことがあるときに、だれが、いつまでに、なにをやるかがふわっとして決まっていない状態が気持ち悪いので、気づくとまとめています。
なにかで得た情報や知見は、まとめ資料やまとめページにして、積極的にまわりの人にシェアします。認識合わせのためのマニュアルも自発的に作ります。
人から感謝されたいからやっているのではなく、何事に関してもできるかぎり情報格差をなくしたいと常に思っているので、まとめたい衝動、シェアしたい衝動に駆られるという表現が近いです。
言語化されていないことが原因でトラブルや修正が発生するのが嫌だし、関係者がバラバラなことを考えているのも気持ちが悪いので、まとめがち。
まとめノートは無数にあります。デスク横を見ただけでも「名言ノート」「アイデアノート」「仕事メモノート」「内省ノート」「学びノート」など、数えきれないほど。
小学生のころから、その日の学びの「まとめノート」を作って、先生に提出していました。図や色も使いながら見やすく綺麗に整えるのが好きです。
「サービスの概念が頭の中にあるけど、うまく図に表せない」といったお客様には、イメージを聞き取って概念図を描く仕事もします。
学んだこと、手に入れた情報を自分なりにまとめ、まとめる過程で理解を深めています。その学んだ内容を整った状態で保存しておけると心が落ち着きます。
この記事に、まとめ屋のようすが表れています。
2. 内省 (Intellection® )
とにかく考えるのが好き。ずっと何かを考えています。自分と向き合いながら、じっくり考える時間を欲しています。
考えることが好きです。いつも頭のなかにいくつかのテーマが入っていて、長い時間、問いを熟成させながら考えています。
頭の回転が速い方ではないので、普段から考えていないことについては、コメントがすぐに返せないことがあります。それっぽいことを即興でいい感じに言うことも苦手です。
ブレスト系の会議のときには、私の意見は最後のほうにしていただけると、よいアウトプットが出せます。
すべての人の意見を聞いて、いいところは取り入れてから自分なりの意見を紡いでいくスタイルなので、思考に時間がかかりがちです。
アドリブが得意な人に対して劣等感をおぼえていた時代もありましたが、内省型である特徴を活かして生きていくしかないなと、いまは自分の資質を受け入れ、割り切っています。
(私と似たタイプの人には『静かな人の戦略書』という本が参考になると思います!)
一日のなかで「考える時間」が取れないとじわじわと疲れがたまりパフォーマンスが落ちていきます。分刻みでミーティングが続くような状態は避け、脳内を整理する時間を意識して取ります。
書き出すことで頭の中を整理して心を落ち着かせるタイプです。ブログやnote、Xなど複数のアカウントを持っていて、いつもなにか書いています。
そのとき感じたことはそのときに残しておかないと、1日後にはもう覚えていないので、「まとまってないなー」と思いながらも、書き残しておくことが多いです。
なにかの話を聞いて、私が無言でどこかを見始めると、友人からは「また深堀りが始まったよ」と言われます。
自分では深堀りしているつもりはないですが、「それって、本質的にはどういうことなんだろう」「つまり、人間って〇〇なのかな」というところまで考えたくなります。
リサーチでも、なにか施策を考えるときでも、小手先っぽいことよりも、つい本質的な価値につながることを考えたくなります。
ちなみに、いまの熟考テーマは「応援したくなる人とは、どういう人なのか」です。笑
この記事のように、学びに関しても内省的なアプローチをとります。
3. 共感性 (Empathy ® )
周りの人の感情を自分のことのように感じます。言葉になっていないことも感じ取って理解します。相手の言語化を手助けしたりもします。
人の感情にとても敏感です。HSPだと思います。
表情の変化や場の空気を敏感に感じ取ってしまうので、電車に乗ったり、人がたくさんいる場所にいくとかなり疲れます。
在宅ワークをしているのは、会う人の数を減らした方がHPが長く持つから、というのもあります。
ウェブ会議でも「いま、一瞬だけ表情が曇ったな」とか「言葉には出していないけど怒っていそうだな」など、相手の小さな変化をかなり精度高く感じ取ります。
心を閉ざしがちな人、まだ少し距離があるなと感じる人と、心の距離を縮めるにはどうしたらいいのかな、といつも考えています。
人の持つ熱量への興味が強いです。表面的に仕事のタスクだけをやっている関係だと物足りないと感じがち。
この人はどんな瞬間にやる気が出る人なのか、どんなことに興味を持っている人なのかを知りたいなーといつも思っていて、どうアプローチすればそれを引き出せるかを、いつも考えています。
人の熱量に触れられるとワクワクするっていうのもあるけど、単純に私がやる気ある人と働きたいだけなのかもしれません。笑 感動しながら働きたいんだと思います。
少ない情報をもとに相手のことを想像することも得意です。選ぶ言葉や言い回しなどの小さいところからも「たぶん、こう感じているな」とわかります。
私の共感性は、人とのコミュニケーションの中で、相手の気持ちを適切にくみ取ったり、誤解を生まない言葉選びをすることに活きていると思います。
記事を書くと「共感した」とか「気持ちを代弁してもらえた」と言われることが多いですが、この共感性の資質が出ているのだと思います。
このあたりの記事は共感性が発揮されているかもしれません。↓
4. 学習欲 (Learner ® )
常に学び、向上することに全力を尽くしています。学ぶ過程そのものが、習得する知識と同じくらい重要だと考えています。
常に学びと気づきを欲しています。
「やってみたい」と思うことが多く、気になったらいろいろなことに手を出します。いまさら専門家になることはないとわかっていても、やってみたくて仕方ないんです。
やってみてどう感じるのかを知りたい、どのくらい難しいのかを知りたい、あるいは、専門家がどのくらいすごいのかをやってみて感じたい、という興味もあります。
いまは、ふと動画編集に興味を持ってYouTubeをやり始めました。
動画で食べていくつもりもなければ食べていける気もしませんが、「ふつうに見る」くらいのものなら、勉強すれば作れるんじゃないか?と思ってやってみることにしました。
仕事でも家庭でも「自分ができないから人に頼まざるを得ない」という状態がなんとなく嫌で、できそうなことなら、とりあえずなんでもやってみたいがベースにあります。
学びの要素がないとモチベーションが落ちてしまうので、仕事ではできるだけ「すでに知っていることはやらない」「新しい学びにつながる要素がひとつでもある案件を選ぶ」を実践しています。
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おそらく、学習欲がなかったら、こんな資格の勉強してないと思う。笑
5. 責任感 (Responsibility ® )
やると言ったことは、必ずやり遂げます。自分の責任をすべて果たし、約束を守るために一生懸命努力します。
責任感が強い、とよく言われます。
自分がやると言ったことのにやらないという状況は、まずあり得ません。約束を破る自分を許せないです。
ミスはします。学生時代のテストでは1問くらいは凡ミスするタイプでした。でも自分が凡ミス人間なのをわかっているので、念入りに準備して進行します。ギリギは怖いのでバッファを持ちながら進めるタイプ。
だからか、仕事でもプライベートでも「信頼できる」「任せられる」と言っていただくことが多いです。
ちなみにストレングスファインダーは、10年ほど前に受けたときには、「内省」の代わりに「調和性」が入っていました。
ここ数年で内省時間を意識して取るようになったことで内省が上位に来たのかなと思っていますが、いまも会議のファシリテーションをするときなどは、調和性が発揮されているなと感じます。
以上、ストレングスファインダーの結果の解説をしつつの、仕事への活かし方のまとめでした!
いかがでしたでしょうか。
正直なところ、ここ10年は「ストレングスファインダーの本を買って、自分のタイプを理解する」までで止まっていたのですが…
フリーランスになってから「自分らしい仕事とは?」とか「資質を活かした働き方とは?」を考えるようになり、昨年にテストを受け直したのをきっかけに、じっくり向き合って、仕事への活かし方を考えてみました。
ストレングスファインダーは人を理解するときの尺度のひとつ。ほかにも診断テストはたくさんあります。でも自分の資質を理解することはもちろん、他の人との資質の差を知るのにもすごく役立ちます。
プロジェクトではじめましての人と仕事するときには「ストレングスファインダーの上位5つ、なに?」のコミュニケーションを取るところからはじめてみると、スムーズになるはず。
以上、ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
あなたは、ストレングスファインダーのテストを受けてみたことはありますか?
受けたことがある方は、最後に受けたのはいつでしたか?
私のように、何年か経つと資質が変わっていることもあるので、たまーに受け直してみると新しい気づきがあるかもです!
自分を診断してもらえるのって面白いよね。
ストレングスファインダーはこちら