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島ぐらし23日目〜人を知る

人は見かけによらないというが、第一印象だけでその人を決めつけてしまっては勿体無いと思う。しかし、そうは思っても最初の印象は先入観をどうしても植え付けやすい。

時折一緒に仕事をする女性。
はっきりを言う口調にちょっとビビっていた。
でも、島の人だがたまにでる関西弁に親しみを感じていた。
どうやら30年ほど大阪に住んでいたことがあるらしい。
「おおきに〜」「○○せえへんのかい」←ツッコミ
実に親近感。
そして、仏教のある宗派の僧侶の資格をお持ちだと今日知った。

夕暮れ向こうに見えるのは平和祈念公園方面だがなんの灯りかな


実は私も2年ほど前に、僧侶の勉強をしてみようかと思ったことがある。
コロナ禍になって、おうち楽しみとして手塚治虫さんの「ブッタ」を大人買いしたのは三年前。そこに登場するシバゴ博士というブッダの主治医が、実在したタイ伝統療法の始祖の先生であるということも興味を引いたのだが、それだけではない。
インドに精通されている伊藤武先生から、サンスクリット語やヨーガスートラ、そしてインドに始まる仏教の話をたくさん聞かせてもらって、インドから大陸を通って日本に伝わったいろんなものに興味があった。そして、寺院を訪れては仏像をじっと眺め、真言を一生懸命に覚えたりした。

僧侶の資格を得るのに通らなければならないのが剃髪。
宗派にもよるだろうし、一度経験をすればずっと剃り続けなくてもいい宗派もある。
私が調べて入学を考えたところでは、女性であっても資格を取るときは剃髪をする。その後は比較的自由だったりする宗派だった。

高校生の次男に、母さんが剃髪することはどう思う?と聞いたことがある。
答えは「いやだな」だった。学校に来ることもある母の見た目は高校生には重要なんだな。

私には、髪を失う副作用のある治療をしている近親者がいる。
女性が髪を失うことはきっと辛いはず。
そうずっと思っていたので、長男には考えを話してみた。
「母さんも髪を失ったら、その辛さが少しはわかるかもしれないだろ?」

長男は、ただ黙って聞いていた。

結局その目標は今のところ果たせていない。
それどころか、ちょっと忘れていた。
今日思い出させてもらった。計画の一つに組み込んでみよう。一度しかない人生だからね。。

縄張りからは出ない可愛いやつ

宿舎近くを縄張りにするくろねこさん。
今日は飯くれとついて来た。
触らせてくれはしないくせに。ごめんよ今から仕事なんだ。

かぼちゃの天ぷらを頂いてきたので、帰ってからお裾分け。
これから君をくーちゃんを呼ぶことにする。。

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