島ぐらし11日目〜しまくとぅば

今日も朝から島ねこ達がお出迎え。

この子達はいつも港のチケット売り場近辺にいる可愛い子達。
追いかけっこしたり、日陰を探してごろごろ寝ていたり、
甘えてくる子もいれば、触らせてはくれない子もいたり・・
個性豊か。
人間と一緒。

ところで、しまくとぅばといわれる方言は全くわからない。
以前島を訪れた時に、隣で島のおばあ達が話していた言葉がちんぷんかんぷんだった。
愛想笑いをする私に、一人のおばあが教えてくれた。
「お姉さん、鼻が高くて美人ねって言ってたんだよ。」

ほんまか？

と、その時は少し疑ったりしたが、正直どうでもいい。

島に暮らし始めて間もない私にとって、噂話なんて関係なくて、
複雑な話になると、全く理解できないしまくとぅばが繰り広げられるので、
私は当然のことながら傍観者、いや俯瞰者になる。
それは、とっても楽でいい。同意も否定も出来ない。実に楽。

帰り道、神様をすっと思い浮かべてみた。

「可愛いだろ。愛しき民だ。」

そんな感覚が来た。
そう、噂話に興じるのも人間の普通の行い。
理路整然と正しい行いしかしないのであれば、
人として生まれてこない。
いっぱいいろんなことをして、反省して、何かを掴んでいく。
だから生まれてきた。

地元でいっぱい噂話をし、時には陰口だってたたいてきた。
そんな私が、ちょっぴり反省をした。。