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グローバーピアノ教本・導入編2/2
P33までの内容⇒グローバーピアノ教本・導入編1/2
㉕ウェンセスラスのおおさま(右手ソの音が4で始まる)
この曲から指のポジションに変化が出る。右手ソが4で始まる。ト長調。伴奏自体もメロディーになっており合わせることによって2声のメロディーになる。聴こえてくるメロディーによく耳を傾けながら弾けるとよい
㉖ゆき(右手のレが1で始まる)
伸ばす音符(二分、符点二分、全)が多い。4拍子のなかで正確な長さ、音価を保持できるようにするべき。終始pのなかで、自然な流れのある波となる様に右手のメロディーのソをピークに膨らみをもたせたい。
㉗オールド・マン(シの♭フラット)
始めてフラットが臨時記号として出てくる。冒頭2小節のは特に四分休符が交互にあるため、両手ともなんとなく伸ばしたままにならないよう注意。片手づつの練習をよくする。指のポジション変化はなし。
㉘かねがなる(ヘ長調の調号としてのシ♭)
シの♭をつけ忘れないようにする。へ長音階がメインとなるメロディー。フォルテとピアノ交互にあるため音のコントロールに気を付ける。
㉙おデブのかえる(へ長調、スタッカート)
前半は滑らかにつなげてひくスラー、後半はスタッカートになっている。歌詞をうたいながら弾くとスラーとスタッカートの感覚がつかみやすい。後半部では3度、4度、6度の響きがある。
㉚おめでとう(ヘ長調)
右手にスラー、左手にタイがある。6度と3度のハーモニーで成り立つ曲。
㉛ひだりゆびのれんしゅう(ドからドの1オクターブ)
ミレドが加わる。中央のドから低いほうへのスケール。強弱、スタッカートでひく練習。それぞれの弱い指や強い指に意識を向けて練習する。これまでに習ったト長調やヘ長調の調号をつけて練習するとよい。
㊷みぎゆびのれんしゅう(ドからドの1オクターブ)
ラシドが加わる。中央ドから高いほうへのスケール。㉛と同じような練習をすると良い
㊸まきばのうたごえ(オクターブの音域に広がる曲)
今までよりも音域が広がり、慣れていない右手の高いドからはじまり、左手は低いミレドと続く。指ポジションが変わり難しく感じるが名曲なのでとりかかりやすい。1小節目のドッドッドッソッのスタッカート部はドッドッドーソッと三つ目のドのスタッカートを外してしまうことが多く注意
㊹ハープのうえのねずみ(手の交差)最終曲
高音部にあるドを左手の2で弾く。スラーのなかに含まれている音の為、遅れて音が切れないように注意。この曲では久しぶりの3拍子となる。
終了
グローバー導入の特徴・まとめ
・音名は英語読みというのが特徴(Cシー、Dディー、Eイー)
・全体的に曲はあまり馴染みのないものが多い
・タイトルと歌詞が曲にマッチしている為、イメージを持ちやすくそれを表現することも難しくはない
・すべてひらがな。幼少向け。
・他の導入向け教本に比べ、難しいという生徒が多い印象。
・初版は1979年と、歴史が長く教材を採用している講師は多い。