今よりさらに仕上がりをグレードアップさせる重要ポイント
一曲を通して弾けたけれど、なんだかしっくりこない、何度も弾いても下手くそに感じちゃう・・
人と比べるものではないけど、他の人の演奏の方が良く聞こえる。
こんな時に自分の演奏で見直したいポイントをいくつか挙げます
①メロディーと伴奏のバランスは取れていますか?
例えば右手で弾くメロディーが左手で弾く伴奏の音にかき消されてしまうような演奏。
これだとただ全体的に「うるさい」と感じてしまう演奏になってしまいます。
左手伴奏は特に、和音がよく使われるため、単旋律の右手のメロディーに比べて強くなりがちです。
左手のコントロールが必要になります。
演奏をする時によく耳を澄まして、音の強弱を調整するようにしましょう。
②休符は正しい拍分おやすみ出来ていますか?
休符は実はとても大切。
この文章も途中に改行や読点がなく、ざーーーっと文字の羅列だったらとても読みにくいし、どこで文章を切っていいのかもわかりません。
音楽も同じで、休符はフレーズとフレーズの間が正しく取れていないと音楽の流れが掴めません。
二分音符なのに、一拍半くらいで次の音を弾き始めていることはないですか?
そのような時は、弾きやすいテンポに設定したメトローノームに合わせて弾いてみましょう。
休符を間違えて捉えていることに気づくことがあるかもしれません
休符は次の音へのエネルギーを溜めている間だったり、無音を楽しむ時間だったりと、色々と大切な意味があります。
③アーティキュレーションを意識していますか?
アーティキュレーションとは、音と音のつながり、切り方に記号などを用いて表情をつけることです。
例えば、スラーや、スタッカート、アクセントなど。
スラーは横のつながりを感じられるように滑らかに弾けているでしょうか。
スラー=繋げる
そこからプラスアルファ、横へ滑らかにつながっているというイメージを加えて表現しましょう
スタッカートは軽やかなスタッカートなのか重さを感じるスタッカートなのかどんな弾き方が適切なのかを見直してみましょう。