なかなか曲が仕上がらない訳
譜読み段階である場合は、まず集中して譜読みを進めるのみ。
その段階では、フレーズごとや横の音のつながりを意識しながら覚えていきましょう。
そして、譜読みもざっと終わり、弾きこんでいるのになかなか良い感じに仕上がらない訳。
よくあることの1つは、
実は弾けるのに、テンポを上げていない。
ずっと譜読みの延長から抜け出せなくて、仕上がりのテンポにしていません。
ひとつひとつを確かめながら弾くのも大切ですが、「音楽的」に仕上げていくことを忘れていることがあります。
私が、このテンポで弾いてみてください。と手拍子をすると、生徒さんはまさかそんなテンポで弾けるわけないですよ💦と言いながらも煽られるように弾き始めると、大概弾けて、弾けたことに驚かれることがよくあります。
そんな時の生徒さんは、
確かにこれくらいのテンポにすべきなのにずっと譜読みしている時のテンポが当たり前の安定的なテンポになっていてそれを疑わなかった!という話でした。
そしてテンポを上げて弾いてみたら突然、曲らしくなります。
今まで弾いていたのとは大きくかわります。
テンポをあげるのにはまだはやい。
もうテンポを上げても弾けるよ。
という判断はなかなかご自身では難しいかもしれませんが、仕上がらない訳として、テンポが原因の方もいると思います。
大人の方は自分自身の限界を先にイメージして決めつけてしまうことがあります。
そこまでは出来ないだろう・・
とか、
これくらい出来ればいいや・・
など
いや、意外と出来る!!
完璧を求めず、ゴールは高いところにおいて、まずは不完全でもそのゴールを目指した方が上達することが多いです。
不完全の原因になっている部分的なことは後からたくさん修正、練習していきましょう。