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三奇紋乃介さんから「紅茶の時間」の感想いただきました

かなり時間が経ってしまいましたが、三奇紋乃介さんから、「紅茶の時間」の感想いただきました!
こんなにたっぷり書いてもらえて、めっちゃ嬉しいです✨
ありがとうございます!


自己紹介文に書いておいて失礼な話ですが、実はリチャードバックさんがどんな方か知りませんでした。

今まであんまり海外文学を読んできてないんですよ。
大人になってからかな、「これじゃいけない!」と思い立ち、ブックオフでいろいろ買い込んで読んだのは……。
青空文庫でも読みました。

清少納言の「香炉峰の雪」の逸話のように、教養というのは人生や作品ににじみ出てくるものではないだろうか。
そのためには、誰でも知っているような作品はひととおり読んでおくべきだろう、なんて。

当時は仕事大好き人間で、「この会社に骨を埋める!」と思っていたくらいで、作家になる気はありませんでしたが、それでも一生書くんだろうなとは思っていたのです。

書くとか書いてしまうというか、「書かさる(方言)」のです。
他の作家さんも、そういうひとたくさんいるんじゃないかな。


私は子供の頃からよく相談されるタイプの人間で、「死にたい」という相談も幾度となく受けました。
でも、ただその言葉だけ受けて「死ぬなんて考えちゃだめ」って言ったことはないと思います。

「死にたい」という思いが確かに存在しているのだから、それを否定するのは相手を否定するのと同じ。
「死にたい」と思うことすら許されないって、すっごく苦しいよ。

だから私は「そっか」と受け入れる。
話を聞くなり、側にいるなり、受診を促したり。
その時によって対応は違うけど、「死にたい」って言われたら、私は「そっか」と受け入れてきた。
たったそれだけのことができない人が多いことに驚く。
慣れてないひとは、「死にたい」という言葉に動揺してしまうって聞いたことがあります。

私も、「そんなこと言っちゃだめ」って言われたことがあります。
「私は死のうなんて考えたことがない。だから君が怖いと思う」とも言われました。
「ああ、普通の人は死のうと思わないんだ」ってびっくりしたし、「そりゃ理解し合えないのも無理ないや」と悟りました。
私は発病するず~っと前、小学生の頃から「死にたい」と思っていたから。

希死念慮を抱えた人を、理解しようとするとその死にたいという願望を理解してあげなければならないので、これは当人を大事に思う人からするとその人の死の願望を認めるという”死を許容するほどの”苦痛を伴う行為になるわけです。

三奇紋乃介さんからの感想より

床をばんばん叩くくらい「そうなのよ! そうなのよ!」と思って読みました。
支える側の物語も、過去の作品で書いたことがあるんですが……。

側にいるほうも、痛みを感じないわけではないのよね。


恋愛小説なので、「病気」ではなく「恋愛」を書いたつもりです。
だから病気なんかたぶん何でも良いんです。

死ぬような病気ならきっと「遠からず死んでしまう自分が、誰かを好きになってもいいものか」のような話になったかもしれません。

それでも、雪乃はひかるのそばで生きたいと思っただろうし、ひかるもそんな雪乃のそばにいるんじゃないかな。この先の未来が絶対辛いだろう、ってわかっていても。

だから、この話は、「恋愛」小説なのです。


幼なじみの満里奈は結構激しい子。
嫌われがちですが、私は結構気に入ってます。
満里奈の話、いつか番外編で書いてもいいかな、というくらい。

この子に暴言を吐かせるのに、だいぶ悩みました。調べました。
私は幸せなことに、病歴長いわりにはあんまり病気のことで悪口言われたことないんですよ。
全くないわけじゃないけど、子供時代のいじめに比べればね~、たいしたことはない。
なので、悪口リストを作りました。

ちなみに、ひかるのお兄さんの時には「結婚を反対する言葉」のリストを作りましたよ!
検索していると、なかなかえげつない言葉もありました。
人格疑いますね。ほんと、最低だわ。
私は結婚二回もしたのに、反対されたことないんですよね~、いつも相手の家族から大歓迎されました。
ありがたいことです(離婚したけど)。


本当に、読んでいただけて嬉しいです。
しかも感想記事まで……!

ちょっと頭の中が落ち着かなくて、記事にするのが遅くなっちゃいました。
ごめんなさい。

素敵な感想文をありがとうございました!


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