打ちのめされて
作者としての創作大賞2024は終わってしまったが、読む方はまだ終わっていない。
先日、凄いエッセイとめぐり会った。
読んで、敗北感を感じた。
「ああ、これは凄い」と、すぐにわかった。
妬ましくも思えない。これが大賞だろう。
同じ舞台で戦う相手ではなくて良かった、と思うくらいだった。
内容に関連するような自分の話は、ここに書かないほうがいいだろう。
それよりもまず、読んで欲しい。
この作品が大賞を獲っても、私は心から祝福できる。
そう思うくらい、最高の文学だった。
応援している方も多いけれど、やっぱりそれだけひとの心を打つのだろう。
創作大賞で求められるものではなかったとしても、相性のいい出版社に発見されて欲しいと思う。
全てを感情のまま、ただ出し切っただけではない。
過不足のない情景描写が、没入を妨げることなく私を吸い込んでいった。
『わたしの子宮は胎児を殺す。』めぐみティコさんの作品を、ぜひ皆さまにおすすめしたいと思う。
こういう作家さんがいるから、文学は面白い。
私も絶対、負けてられないね。
もっと伝わるように、もっと揺さぶるように。これからも頑張るよ。
※こちらまだ読んでいない方、再読したい方は、ぜひよろしくお願いします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?