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若さとは一体何なのか

私の消費期限はきっともうすぐなんだろう。
性風俗店で働くことを辞めない限り自分の「消費期限」は一生ついてまわるのだと思っている。

いつかの私は若さが武器だと思っていた。それが正しいと思っていたし周りからも彼氏からもそう言われ続け、若い私に価値があるのだと思っていた。そして今も心のどこかで若さが武器だと思っている。

実際のところ老いるのは怖い。ミスiDに応募した時若さは武器ではなくなる時が来ると書いた。それは本当の事だし歳を重ねるのが素敵だと言いつつも20歳の自分でいられたらどれだけいいだろうとも思う。きっと年齢は14歳の私が私にかけた一種の呪いみたいなものだろう。口では素敵な歳の重ね方をしたい、老いるのは怖くない などと言っていてもその呪いはずっと私の周りを付いて回っていて、それが解けるのは私が私を許せた時かはたまた死ぬ迄解けないものなのか、それは私自身にも分からない。

性風俗店で働いていると若さに釣られてお客さんはやって来る。大変ありがたい話ではあるし14歳から援交、18歳の時からこの仕事をやっている身としては若いことはお金に繋がるし重要な武器だった。
年々新しいキャストは入ってくる、自分は年をとっていく。怖い。何も持っていない自分が。若い時は年齢だけでお客さんは来てくれた。今はどうだ?もう21歳だ。お店のプロフィールがいくら20歳でも実際は21、若い子には勝てない、年齢などどうでもよくなるようなテクニックも 容姿も 私には何もない どうしたらいい? いつまでこの仕事を続けられる? いつになったら私は私を許せる? 

いつも自分に問うだけ問いかけてその答えはいつまでも出せない。こんな自分が心底嫌いだ。本当なら素敵な自分になって 自分磨きをして いつまででも好きな仕事が出来るような 好きな仕事を選択できるような自分でいたいのに こうやってまた曖昧に濁して生きていくんだろう 消費期限になるまで。





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