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さとりすと:10周年になりましたが、結局なにが便利?

里々ゴーストエディタ「さとりすと」は2014年4月1日の公開から、10周年をむかえました。ありがとうおめでとう。10年前のこの日、もしかすると使いにくそうなツールだと思われたかもしれません。10年経って色々変わったりもしています。この記事では作者のゴースト更新作業をまじえて、さとりすとでスムーズにゴーストがいじれるんだぞというところを紹介します。

ところで10周年になるからということで今日までnoteにいくつかさとりすとのTips記事を投稿していまして、個々の機能については各記事をみたほうがよくわかると思います。この記事はまとめというか、作業風景です。

ゴーストをひらく

さとりすとをタスクバーにピン留めしているので、ゴーストを更新しようと思ったらアイコンを右クリックしてゴーストをえらびます。

ほんとうはGIFでアニメーションを起きたかったのですがnoteにアップロードがぜんぜん成功しないので渋々静止画です。

さとりすとが起動したら次に「ファイル」メニューの「ゴーストをSSPで起動」をクリックして編集するゴーストを起動します。

数少ない仲のいい女友達です。

トークを追加する

ファイルイベントツリーでトークの辞書をえらんでランダムトークを右クリック、「同名の項目を追加」。

トークをかきます。作者の場合こんな感じ。

  • とりあえず書く。

  • 改行とか句読点のタイミングにウェイト \w9 を置く。

    • 作者の場合は「、」で \w9 「。」で\w9\w9 が多いです。

    • 「挿入パレット」に設定しているので Ctrl+1 で \w9 を入力。\w9が2つなら Ctrl を押しながら2度「1」キーを押せば良いので楽。

  • 右側のサーフェスパレットを参照して表情切り替えを置く。

  • 表情切り替えとさくらスクリプトタグがそれぞれ色が変わっているので、タイプミスとかはなさそうだなってわかる。

フォントは「うずらフォント」をお借りしてます。

このゴーストとは付き合いが長いので、サーフェスパレットをみなくても笑顔は(1)だなとか、癖で書けてしまいますが、一応マウスカーソルを(1)上にもっていくとサーフェスパレットのプレビューが出るので間違ってなさそうなことがわかります。

うれしいね。

テンポ感とか、全体的にあっているかは実際に喋らせてみます。Alt+Q(テキストエディタの右クリックメニューより) を押せばその場でゴーストに喋ってもらえるので、これで確認。

実際見てみると、トークの主語を桜にしていたけどわりと桜って季節的なタイミングがシビアなことに気づきました。仕方なく主語を「お花」にぼかしてしまったりとかして逃げました…

完成。

終わったらCtrl+S(「ファイル」メニューより) で上書き保存。予定のファイルだけが書き換わっていることを確認したらそのまま Enterキー で確定。

ヨシ!

Ctrl+Alt+R(「デバッグ」メニューより)で起動中のゴーストのSHIORIをリロード。辞書の読み込み直しが走るので、エラーがでないことを一応確認。

大丈夫そう。

アップロードする

編集が終わったらゴーストをアップロードします。
「更新」メニューから「サーバにファイルをアップロード」を選んで予め設定したアップロード先を選択。

そのまま操作を進めてアップロード完了。

これで更新は完了。あといつもはSNSとかブログとかに更新報告を出しています。

ふりかえり

こんな感じですが、どうでしょう。ランダムトークや触り反応なんかをたくさん書きたいというような作者さんには特に向いているのではないかと思います。

触り反応とかはこういう風に表示されています。いじりたい項目を選んで右クリックして追加、という感じです。

別の辞書に OnMouseなんとかイベントを書いてます。

作者は1つのトークの項目を1つのウインドウで編集する「リスト化モード」を使っていますが、テキストファイル全体を編集出来るモードもあるので、トークの編集画面が使いにくそうだなと思われたらそちらも試してみてください。

モードの違いはこちらの入門記事が詳しいです。

やっぱり使わない?

それでもいいと思います。文字書きのために本気で作られたテキストエディタの編集性には敵いませんし、そういったツールほどの高機能を目指せるような力もありません。

もしかしたら「サーフェスパレットだけ」「アップロード機能だけ」使うとか、使う使わないの2択ではなく、使えそうなところだけ使う、という手もありそうです。なんにせよいくつかある道具の1つだと思っていただければ良いと思います。

さいごに: ごあいさつ

そういうことでさとりすとは10周年を迎えたのでした。なんか最後にいい感じに謝辞みたいなのを述べて終わろうと思ったのですが、こういうのってあんまり書いた経験もないのでよくわかりませんね… 色々助言とかテストとか、していただいてありがとうございます。あとツールの支援のためとかではないと思いますがうちのこイラストとかも伺か関係の作業のモチベーションにすごくなってます。うれしいね。

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