歴史は暗記ではない!
こんにちは奏です。
今日は社会の勉強法についてお話していきたいと思います。
私は高校受験の時、数学と社会を主に得点源としていました。私が受験した難関私立校の社会も自己採点では合格者最高点をたたき出しており、社会には絶対的な自信を持っています。(得点開示がされないため実際の得点は不明)
これが実際の受験生の時の模試です。
歴史=暗記だと考えている方に質問です。どのように勉強していますか?
一問一答、単語帳いろいろな勉強法があると思いますがそれは間違いです。
例を出して考えてみます。
663年に起こった、朝鮮半島における日本と唐の戦いは何でしょう?
→正解は白村江の戦いです。
これは一問一答の勉強をしていれば答えられる問題です。
では皆さん何でこの戦いが起こったかわかりますか?
まずこの時代、朝鮮半島は高句麗、加羅、新羅、百済の4つに分裂していました。日本は百済と加羅と親密な関係を築いており、この2つの国と貿易を行ったり、進んだ文化を学んだりしていました。
しかし6世紀中頃に加羅が滅び、660年に日本のもう一つの友好国である百済も新羅によって滅んでしまいました。つまり日本と朝鮮半島をつなぐ架け橋がなくなってしまったのです。
皆さんがこの時代の偉い人だったらどう思いますか?
百済を滅ぼした加羅を懲らしめようと思いませんか?これらの理由から日本は新羅と戦おうと計画を立てたのです。
しかし新羅も馬鹿ではありません。日本がいつ攻めてきても良いようにすでに唐と同盟を結んでおり、日本の大敗でこの戦いは幕を閉じました。
これが白村江の戦いが行われた原因です。
白村江の戦いで大敗をした日本、あなたならこの後どのような改革を行いますか?国外怖いって思いますよね。
ですのでこの後大宰府を中心に防御を固めたり、都を守りやすい場所に移転するなど国内の整備を徹底するようになります。
つまり出来事にはなぜそれが行われたかという原因があり、その出来事によってどうなったかという結果が必ずあります。
ただ戦いが行われた、ただこの政治が行われただけではないんです。
なぜこのような歴史になったのかということを考えて勉強しなければ歴史の成績は伸びません。このような歴史的必然性を考えて勉強してみてください。
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