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「片付け」が人生を変える物語 #10 壁をスッキリさせると心もスッキリする話

ここまで、姐さんの家のさまざまな場所を片付けてきた。
玄関、廊下、キッチン、ベランダ、リビング……。 でも、実はまだ語っていない部分がある。 それは、

壁に貼られた「安心」の正体

初めて姐さんの部屋を訪れたとき、床や家具のごちゃごちゃ感とは別に、 廊下やリビングの「壁」から妙な圧を感じた。

壁一面にびっしりと貼られたものの数々。

  • 絵画や絵葉書

  • ポスターや写真

  • 複数のカレンダー

  • 自分の目標や誰かの言葉が書かれた紙

  • 趣味や学び関連のグッズ

壁という壁が、何かしらのメッセージを発していた。

「姐さん、これ、一旦全部外させてね?」

姐さんは一瞬「え?」という顔をしたものの、納得してくれた。


視界が変わると、気持ちも変わる

大きな絵画を除いて、貼られていたものをすべて外した。

するとどうだろう。

「なんか……急に部屋が広く感じるね」

そう、壁の余白が生まれたことで、視界がスッキリし、部屋に開放感が生まれたのだ。

「でもさ、なんでこんなにカレンダー貼ってたの?」

姐さんの答えはこうだった。

「だってね、なんか不安なの。それに、たくさんもらっちゃうのよ」

なるほど。
カレンダーをあちこちに貼ることで、「忘れないように」「いつでも確認できる」という安心感を得ていたのかもしれない。

「うちはどこにも一個も貼ってないよ。手帳やスマホがあるし。
いっかい壁にカレンダーを貼らない実験、してみようよ!」

(最初は「カレンダーがないと心配」って言っていた姐さんも、数日経つと慣れたようです)


壁をスッキリさせると、心もスッキリする

もちろん、これから新しく飾るものは、じっくり選んでいけばいい。

でも、一度全部外してみると、今まで気づかなかった「壁の役割」が見えてくる。

壁は飾り棚ではない。 目に入る情報が多すぎると、無意識のうちに脳が処理し続けてしまい、 知らず知らずのうちに疲れてしまう。

当時、姐さんの部屋には「●●しない!」みたいな戒めの言葉も貼られていた。けれど、これって目にするたびに「今は●●してる」=自分はできていない😭 っていうメッセージを受信していることにもなるし。

「なんとなく部屋が落ち着かない」という人は、「壁に何も貼らない」を一度試してみてほしい。
これは今すぐにできることだと思うから。

そして、ついでに冷蔵庫にマグネットで貼ったプリント類も全部外してみよう!

それだけで視界も気持ちもスッキリするよ^^


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