
「片付け」が人生を変える物語 番外編〜隠すために、余計なものを買っていませんか?
今回のお話の姐さん宅とは別に、
地元の知人の仕事場を拝見させていただく機会がありました。
そこで見たのは、どこか共通する現象。
ものの定位置が決まっていない
とりあえず棚や引き出しになんでも押し込まれている
ごちゃごちゃした場所を隠すために突っ張り棒&カーテン
話を聞くと、家族にダメ出しされている
誰かに勧められて、みんな持ってるから、不安になって、などなどの理由でとりあえず買う。
結局は買っただけで安心し、そのうちどこかに押し込む。
すると、家のあちこちがぎゅうぎゅう詰めになり、今度は捨てることが不安になる。そして家族にダメ出しされさらに自己嫌悪。
このループ、心当たりがある人も多いのでは?
本当に「収納グッズ」は必要?
ところで、今回のプロジェクトを遂行するにあたって、今のことろ、姐さんの家では 新しい収納グッズを一つも買っていません。
2、3回通ったところで、姐さんの家に関しては、
「必要なものは、すべて既にこの家にある!」と確信。
収納を増やすのではなく、既にあるものを整理し、工夫して使う ことを優先しました。
たとえば、不要になった箱やカゴを活用したり、可愛い色の紙袋を収納として再利用したり。
もちろん、見た目の問題もあるので、ケースバイケース。
最終的には、新しく収納グッズを買う選択もあるかもしれません。
でも、その前に「本当に今、これが必要?」と考えることが大切。
お片付けの結果、物が減って収納グッズ自体が余ってしまうこともあり得ますから。
「隠す」のをやめると、本当に必要なものが見えてくる
片付けに必要なのは、「隠すための道具」ではなく、「何を持つか、どう使うか」の整理。
まずは、隠すのをやめて、一度すべてオープンにしてみる。
もし、突っ張り棒&カーテンで隠している場所があるなら、一度取り外してみてください。そして一度すべて空っぽにしてみてください。
もしかしたら、そこにあるものは「そもそも、ここにある必要がないもの」ばかりかもしれません。
必要なものだけをスッキリ綺麗に整えたら、突っ張り棒&カーテンは撲滅しても良いかもしれません。