ロイズのポテトチップチョコレートを食べたら衝撃が走った話。
子どもの頃を思い返すと、チョコレートは好んで食べていなかった気がします。
チョコレートのこってりした甘ったるい感じが、口に広がる感覚。
それが少々苦手に思うことがあったためです。
食べるけれど、チョコレートにお金を払って買うことはあまりなかったように思います。
その代わり、アイスクリームや駄菓子(特にラムネ)が好きでよく買っていました。
転機があったのは、大学1年生の冬。
アルバイト先の先輩が、バレンタインの時に共有スペースにロイズのポテトチップチョコを差し入れとして置いていたことがきっかけです。
個包装されたおしぼりも、一緒に置かれていました。
最初はポテトチップチョコよりも「おしぼりを用意する」という、ちょっとした気配りに対し、これは見習わないとな……と学生ながら感心した方が先でした。
それまで、「ロイズ」も「ポテトチップチョコ」も知らなかったです。
初めて商品を見た時は「何だか高級そうな箱に入っているなぁ」といった印象でした。
仕事が終わり、タイムカードを押した後で試しにポテトチップチョコを1枚だけ口にしてみました。
「な…なんだこれは!?」
「めちゃめちゃ美味しいじゃないか!!」
大げさですが、当時は雷が落ちたんじゃないか、というくらいの凄まじい衝撃が走りました!
チョコレートの甘さと、ポテトチップのしょっぱさの絶妙なバランス。
一度口にすると止められない病みつきになる味。
今まで食べたことのない美味しさに驚きました。
「みんなでどうぞ」と置かれているお菓子でしたが、アルバイト後で空腹だったことも相まって、一心不乱にむしゃむしゃ食べ続けてしまいました。
気づいた時にはポテトチップチョコはほぼ手つかずの状態だったのに、まさかの半分以上もなくなってしまい、これはマズイと真っ青に……。
慌てて先輩にどこに売っているのか訊いて、同じ建物内に設置されたロイズの催事コーナーへ猛ダッシュで買いに行きました。
食べてしまった分、同じ商品を差し入れの補充分として購入。
アルバイト先の共有スペースに、先輩が買った分の隣に一緒に置いておきました。
ここまで美味しいお菓子を食べたのは初めてで、すぐさまポテトチップチョコの虜になりました。
それ以降、ロイズのお菓子コーナーが出来ていたときには、ほぼ毎回ポテトチップチョコ(オリジナル)を買いに行くように。
学生の頃の自分にすれば、800円弱のお菓子を買うのはなかなかの出費でした。
出店は不定期のため、いつまた買えるのか当時は分かりませんでした。
だからこそ、見つけた時は「やった~!」と内心ガッツポーズ!
アルバイト先と同じ建物内に販売店が来ていたときは、アルバイトの休憩時間や仕事の後、急ぎ買いに走っていました。
余談ですが、ポテトチップチョコを食べた後、他のチョコレート商品も徐々に食べるように変化。
今ではチョコレート商品が大好きになりました。
ロイズのポテトチップチョコが売られている時は、今でもほぼ毎回買いに行っています。
買うのは決まって、「オリジナル」を1箱だけ。
まとめて買うことはしないで、完食したら1箱ずつ買いに行っています。
お取り寄せをすればいつでも手に入るけれど、あえて地元のショッピングモールや百貨店に出店している時だけ購入するようにしています。
初めて食べた時のあの感動した気持ち。
ポテトチップチョコを買った時のワクワク感。
学生の頃に味わった感覚を忘れたくないのもありますし、たまに食べられるくらいが私にとってはちょうどいいです。
ポテトチップチョコって案外腹持ちがいいですよね!
食べ過ぎると夜ごはんが食べられなくなるため、量に気を付けて食べるようにしています。
先日、バレンタインの展示会の一角でロイズの商品が置かれているのを見つけました。
仕事帰りに立ち寄ったときに偶然見つけて、いつものように1箱だけ購入。
ロイズの専用ビニール袋も買い、ポテトチップチョコの箱を入れてもらいました。
ロイズのポテトチップチョコを買って帰るときは、仕事で落ち込んだときも不思議と心が弾みます。
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