「買えない」から「買わない」に変わるとき
「買えない」と「買わない」は、どちらもモノが手に入っていない状態を表すけれど、全く別物なのだと、ふと気づきました。
社会人になりたての頃、お給料が少なくて欲しいものが「買えない」ことが多々ありました。洋服や本、食事など値段を見て諦める事が多くてストレスに。質を落として自分が欲しいものと似たような物を買って妥協しようと思えば思うほど「欲しいものが手に入らない」ことを痛感し、イライラを紛らわせるために余計な買い物をしてしまう。
悪循環な上に、安物買いの銭失いを繰り返していたように思います。
今は転職してお給料も上がり、少しずつ貯金が出来るようになりました。
お財布に余裕が出来ると、気持ちにも余裕が持てるようになった気がします。始めは欲しいものを買ってはいましたが、無駄遣いは一時的なもので、どちらかと言えば物欲は以前と比べて減ったように思います。
いつでも買おうと思えば買えるけど、今は必要ないから「買わない」。今、自分が手にしているものは本当に必要なものなのか、同じようなものを既に持っていないか。より吟味して買い物をするように、徐々に変化していきました。
手元のお金が増えてくると「買わない」という選択肢が持てる。
つまり「買わない」と自分の意思で決められるようになったということです。自分で決断を下しているから手に入らなくても納得できます。
小さなことですが、自分の意思で取捨選択できることは、とても大切なことではないでしょうか。
この調子で自分の意思を大切にして、納得のいく判断を下していきたいです。
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