私が感じた「ワーホリ」差別②
こんばんは、ニュージーランド在住のKANAです。
今回も前回に引き続き、私が感じたワーキングホリデービザに関する差別を書いていきます。
前回の記事はこちら。
オーストラリアからニュージーランドに移住して、2日目から早速仕事探しを始めた私は、オーストラリアで得られた仕事探しに対する屈辱より、正直ニュージーランドも似たようなもので、ワーホリにはホスピタリティジョブやファームジョブ(農業)しかないのかなあと半ばあきらめていました。
でももうレストランでウエイトレスしたくない!!と思っていたので、ホスピタリティジョブと並ぶワーホリの人が働きがちなファームジョブでも探そうと思っていた矢先、まさかの事務仕事で「ワーホリ可」の文字が見える求人発見!(メルボルンでは基本「ワーホリ不可」の求人が多々ありました。)
ダメもとでレジュメを送ってみると速攻連絡がくるくる。
3件送って3件返事が来るという奇跡。(メルボルンでは職業問わず、連絡が来るのは20件中1件くらいの確率。)それも全部面接のオファーをいただき一番早く決まったところで働くことにしました。
現在も働いているので、業務内容は伏せますが、今までバイトを含め働いてきた会社で一番ホワイト企業(残業なし、土日祝日休み、固定シフト)だなとロックダウンまでは思っていました。
ただしかし、ビザが「ワーホリ」というだけで、納得いかない点も。
一番おかしいなと思うのは、ワーホリも契約や正社員(永住権を持つ人、ワークビザの人等)もスタートは基本最低時給からスタートするのですが、契約や正社員は3か月や半年で給料査定があるのに対し、ワーホリはワーホリという理由で1年丸々働こうが、どんなに仕事ができようがずっと最低時給なんです。
私のポジションは現在マネージャーをしている人がやっていた業務を半分ほど受け持っています。過去にそのマネージャーがやっていた業務を半分はやっているのに最低時給ってねえ。中には日本で似たような仕事をしている経験者もワーホリというだけで同じ状況。
なんとも向上心高まらない。なんならレストランで働いていた方が、場所によっては給料を上げてもらいやすいです。
正直正社員でもこの人暇そうとか思う人も結構いて、ビザだけでこんな違うんだなーとか思っています。
また、この会社の中でも一部の人ではありますが、何かと「あの子はワーホリだからね~」と悪口とともにその人が仕事ができないことや勤務態度についてこのワードをつける人もいます。
個人的には「ワーホリ」は全く関係なくて、個人の問題だと思うし、私もワーホリであるがゆえにたまに「ワーホリなのに君は賢いね」とか言われたりします。
ワーホリビザを持つ人は年齢も経験も学歴も様々であり、ビザで人の地位や素質を決めつけないでいただきたいと思いました。
日本では、「ゆとり世代が」とか「最近の若者は」とかのワードが個人的にイラっとするのですが、海外では「ワーホリは」に反応してしまう、KANAでした。
多分これは日系企業でありうることかなと思います。ローカルの企業だったらまた違うかと。
この記事をご覧の海外在住の皆様、例えば自分のビザが永住権で、同じ職場にワーホリの人がいてもビザではなくその人の素質を見て判断してあげてください。自然にワーホリだからと相手を見下してないですか?割と見下してくる人に限って、自分もワーホリ経験してたって人います。そこが怖いところ。
そして、意識の高いワーホリの方々、私が経験したこのような出来事はいろんなところであるあるだと思います。めげずに自分らしくがんばりましょう。しかしプライドが高すぎると挫折してしまうかもしれません。そうなると、日本で働く方が幸せかも。
ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、要は、海外にいると外国人からだけではなく、割と日本人同士での差別もあるんですよね。(笑)
ワーホリは楽しいことばかりじゃないです。こんな裏話も知っていると何かに役立つかも?(笑)
また何かあったら書いちゃいます。
それでは!
KANA