おかねのこと③
知り合った当時は元嫁の悪口は控え目だった。
むしろ(元)嫁から愛されてることをアピールする人だった。
(元)嫁は自分がいなければ生きていけない人。
そう教えられた。
私も馬鹿だから相手が言うまま信じてた。
が、今となっては彼の方が永遠を誓ってくれる女性が必要で、その女性と言うのは絶え間なく愛を注いでくれる人で更に絶対離れないと言う確約がないと不安でならない人。
元嫁の愛の形は私には理解できないが、絶対離れないと言う点では元嫁も人生潰しが効かない人だった。
彼が3人目の夫。
過去2回の離婚。
故に絶対3度目は避けたかったはず。
結果バツ3にはなったのだけど。
愛してるか、愛情表現が何かわからないけど、戸籍をこれ以上複雑にしたくないと言う理由で別れたくなかったことはわかる。
元嫁と彼も共依存の関係が出来上がってた。
彼は元嫁が一人では生きていけないと言ったが、その理由は金銭の管理ができないと言っていた。
食費や衣料品にお金をかけると言っていた。
これは初期の説明。
後日、離婚をするように話が進んで、元嫁の両親から今後の生活費など請求する話が出たが、彼は元嫁がお金の管理が出来ないなどと言っていたのに一転して「一人でやり繰りできる」と言い出すようになった。
辻褄が合わない話を整理するため、私は聞きたくなかったことを一つづつ確認した。
まず、元嫁は何にお金を使っていたのか。
料理が苦手で外食が多かったことを上げた。息子夫婦と子供(幼児)と彼とで5人。
息子夫婦からは十分な生活費はもらってなかったように想像する。
同居を始めた理由も、息子の収入では苦しいだろうと元嫁から同居を提案したそうで、彼は反対だったけど元嫁が大丈夫と言ったからとここでも元嫁だけに責任を押し付けてる。
お金が足りなくても息子からも貰えず、彼にも相談出来なかった元嫁が目に浮かぶ。
更に「元嫁は自分の服などにお金をかけてたか?」と言う問いの答えはNOだった。
以前、衣類なども購入することを言っていたのに
自分に使わないなら息子夫婦や孫、彼に買い与えていたことになる。
自分より人にしてあげたい人と彼は説明した。
そんな元嫁の性格をしっていて、ある日突然電気が止められ生活費のやり繰りができなくなり、光熱費の滞納や借り入れに気がついても「お前が作った借金なんだからな」と、突き放してしまう彼。
色々聞いたり実際彼の財布の紐の硬さを知るまでは、元嫁が散財して作った借金と思ってた。
彼は個でしか考えない。
俺、個人。俺は俺。
そう言う風にしか見えない。
以前、待ちあわせしたスーパーでのこと。
既に駐車場で待ってる彼に駐車料金の割引を受けるため飲み物を買おうと声をかけると
「俺の分はもう買った」と。
いつも私は彼の飲み物を買って持っていくのだけど、彼が予め私の飲み物を買って待つことは無かった。
家に来る時も、どこか行く時も
私の分、私の家族の分、誰が他の人の分など気遣いしない。
俺はあるから。
俺の分だけ。
そんな人だもの、元嫁が彼の分や息子夫婦の分などで作った借金抱えても「お前が作った借金」として突き放せる。
色々見えて思ったのは
この人とは結婚しちゃだめだと言うこと。
物凄く惹かれ合い、彼は離婚してまで私と一緒になろうとしてくれたが、この金銭感覚を治すことは出来ないと思ってる。
今後、どうするべきなのか
前のように明るい気持ちで彼に向き合えなくなってしまってる。