腎細胞癌7︰MRI&術前検査

MRIは、ドラマなどでもおなじみのアイツですね。
いよいよ私もこれに入る日が来たのかと思うと感慨深いです。

ただ、特に閉所恐怖症でもないので、淡々と検査が終わりました。
個人的には造影CTのほうが怖いです。

このMRIで肺の転移がなければ万々歳。

  *

そして一週間後に、術前検査。

採血、採尿をしてから各検査コーナーを回って最後は泌尿器科にゴールです。

採尿といえば、私は「これに朝から入れてきて」って、事前に検尿カップをもらっていました。
カップが大きいし、オシモ拭き用のウェットティッシュまでついてくる。
さすがは泌尿器科といったところでしょうか。

採血しようとしたら、検尿コーナーが何やら騒がしい。
おばあちゃんが受付の人に「おしっこが足りなかったから、お水も足したのよ」と言って揉めている。
自分の検尿カップに水を入れてまさに水増ししたってことかな? そりゃ揉めるね。
なんだか今日は長くなりそう。

続いて心電図、肺活量、レントゲン。
まるで検診みたい。
着々とこなして、時間ギリギリになんとか泌尿器科へ。

「MRIでは、転移は見つかりませんでした」

やっっったあ!

心の中でガッツポーズ。
これで安心して手術に臨めます。

あとは手術の説明と術後の生活の説明を受けます。

手術後2日目にはもう歩く、ご飯もはじまるとのこと。
スパルタ!!
出産(経膣)並じゃない?! *

お腹ぶっ刺して、臓器切り取るのに…と白目を向いてましたが、ロボット支援の腹腔鏡はそんなものらしいですね。

ああ、どおりで「腹腔鏡なら数日で治るね!」とやたら陽気に励ましてくる人がいるわけだ。

「一週間後に仕事復帰できますか?」
「それは無理かなと。低侵襲とはいえ腎臓切りますからね」

とのことですので、腹腔鏡手術もいろいろですから、患者の方にあまり楽天的なことばかり言わないようにお願いいたします。

はやく仕事や日常生活に復帰して、の圧がすごい人、たまにおりますのでね……。


* 後日談ですが、出産のほうが痛くて辛かったです

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