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武蔵國一之宮小野神社のこと その弐



壱はこちらから⏬

https://note.com/kana_yell_kana/n/n7d81fb0319d5




随神門をくぐり

この門自体は 昭和39年に再建され
まだ新しいのだという。

彫り物は丁寧で、方位を表す干支もぐるりと囲んでいた。
霊獣や鬼の姿も……

↓旦那氏撮影

向かって右側の鬼さん↑

向かって左側の鬼さん↑

風神と雷神。
目には金色が施され、どこの角度からもギロリと見られている感じがする。
(でもキライじゃない)

境内に入るや
風が大きくうねり…………

全身に鳥肌が立つ。

旦那氏も あたりを慎重に見回した。

欅の木がまばらに立ち
決して雰囲気が暗いとか 嫌な感じとは違うのに

「久しぶりに 胸がざわざわする」
私が言うと

「イヤな感じがしないなら、いいんじゃない?
最近ずっと、そういう感覚は封じていたでしょ」と旦那氏。


境内にはまばらに人がいて
不思議とおひとり様の男性が多く、
ここが瀬織津姫命を祀る神社だからなのか
ひとりひとりの"雰囲気"が 独特すぎる^^;

しばらく 狛犬さんより手前の、木や石を見て回る。

「僕、御神木なの!😆」と言いたげな
存在感のある若木くん。
旦那氏がはっぱをナデナデした。

群を抜いて大きな木はないものの、
中堅の選抜メンバー、とも呼べるような
若々しく堂々とした木々が多かった。


恋愛成就にご利益がある、という石。

おそらくは横になっていて
水滴が石を穿ち、ハート型になったのでしょう☺️

縁結びや恋愛成就にはとんと興味のない私(笑)

それでも
願いを掛ける人々の思いを感じた。
苔の部分にはダンゴムシさんがいっぱい。
温かいのかな…?


順番が空いたので
いよいよ参拝。

後で知ったけれど
この日はたまたまご開帳日だったようだ。

ここでもやはり鳥肌が立つ。

『何か気付かなければならないことがある気がする』と思うと
拝殿の中でコトリと音がした。
奥の御幣の真ん中だけ 紙がユラユラ揺れていた。

ただの偶然だと
いつもなら思う。
でもたぶん 今日だけは それではいけないのだ、と強く感じた。
私は『メッセージ系』は受け取らないようにしている。

なので

『言葉によるメッセージは受け取れませんので
イメージや音や、別のものでよろしくおねがいします』と 小さい声で申し上げた。

お賽銭を入れ

拝し

御挨拶を述べる。

風が強く吹いた。
………………それくらい ありがちだ、といつもなら思う。
けれど、その風は
私の足元からつむじ風が 登るように吹き抜けていった。


後ろに人の気配もしたので 手短にご挨拶を済ませる。

先ほどから境内を散策していた男性が 拝殿の裏へと回り込んでいくのが見えた。
………右側から。

私たちは 左側から回ろうかと思ったけれど
「先にお稲荷様にご挨拶をしたほうがいい気がする」と旦那氏が言うので、
随神門左側の お稲荷様に向かう。
険しいお顔をした狛狐さんは 少し恥ずかしがり屋なのか、カメラはお断りされた気がした。

ご挨拶後、社務所へ行き 御朱印と授与品をいただく。

珍しく
私が水色、旦那氏が濃いピンクの房のついた御守となった。

ヲタ的コンプ欲を掻き立てる『九社めぐり』😅↑

そして
拝殿横の 合同庁舎のような 末社殿へ。

ぽとりと 羽が落ちてきた!😳

こちらだよ、とでも言うかのように。


伊勢神宮内宮
伊勢神宮外宮
鹿島神社
三嶋神社
巌嶋神社
安津神社
子安神社
方便神社
日代神社
愛宕神社
八坂神社
稲荷神社
秋葉神社
堰宮神社

とある。

地図にはない赤い小さな祠があった。
祠の後ろに土鳩がいてこちらをじっと見ていた。
赤い祠に手を合わせる。

本殿↑

わりと最近塗り直されたのか、鮮やかな朱。
千木やお屋根は伊勢神宮と同じ造り。

写真右端の紙垂が 妙にアピールしてくる。

「本殿を映させていただいてもよろしいでしょうか?」と言うと
グルングルン揺れ、
本殿を覗き込むと 本殿の紙垂も真ん中の2枚が揺れていたらしい。

↑旦那氏目線。

くそう。高いな(#・∀・)

先ほど 拝殿の裏へと回り込んでいた男性が、
本殿の後ろで何やら奏上していた。

瀬織津姫だから大祓祝詞だろうか。


私たちは行ってはいけないような気がしたので、
足音を立てないように拝殿へと引き返した。

この判断が、このあとの
奇跡とも呼べる出来事につながった。


『参』へと続きます。





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