言葉って
言葉って生物「ナマモノ」だ。
少し前に書いた文章を読むと、今じゃこんな風に書けないし思わない。人が書く言葉たちはその時々の心情や環境によって大きく変わってくる。だからナマモノ。だから面白い。新鮮にその時の気持ちを映し出す。
そういった考えから、できる限り毎日、日記やエッセイなるものに、今の気持ちや考えを記すようにしている。
そして振り返った時、あの頃の自分はこんな風に思ってたのか、と。
客観的に自分のことを見れるようになると思うし、なんなら人が放った言葉も、もしかすると本意ではなくあの時あの心情のあの環境がそうさせただけかも、とも思える。(もしくは思えるようになってきた。)
夫には、「なぜそんなに毎日同じことができる?」と聞かれたが、「毎日起きることも、想うことも違うから。」と答えた。釈然としない様子だった。
子どもについての日記もそうだ。毎日少しずつ、でも着実に成長していく子。あの瞬間、可愛かったなって思っても、その日の夜や次の日には忘れてしまう。悲しい。なので、育児日記は情景が思い起こされるように、さらに事細かに書く。できる範囲でだが。
日記やエッセイ、言葉が身近になって嬉しい。いつかまとめて本棚にそっと並べておきたい。