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6月27日 日記

朝10 時の美容院の予約に向けて身支度と朝食と子どもの離乳食の用意。

離乳食は最近夫が食べさせてくれる。その間バタバタと昨日から煮込んでいた離乳食用のボーンブロスの骨と軟骨を取り除き、お肉細かくして、冷凍する小分け入れを準備。

朝食はトーストに目玉焼きにオートミールをまぶしたバナナヨーグルトにしたので、豆を手で挽いてコーヒーまで淹れちゃう。

10時の予約だから9時半には実家に子どもを預けに行く。にしてはなんて優雅な朝だ、と思いながらコーヒーをすする。

夫が9時20分頃に仕事で家を出てからなぜか慌ただしくなった。

子どものお昼ごはんも持っていくために食器とスプーンを洗い拭き、冷凍してある離乳食を製氷器型の小分け入れから取り出し、ラップで包む。冷ましていたボーンブロスたちを小分け入れに詰めていく。

なんと予定より10分ほど遅れをとっている。

慌ててカバンに必要なものをガサっと入れて、グズグズする子どもを担ぎ、カバンを手に取り、車に走る。私たちが住むアパートから実家までは車で1、2分の距離。とても近い。実家に着いたらバトンタッチかのように子どもと荷物を預けて美容院へ向かう。

いつ予約の連絡をしても直近の空きが1、2ヶ月先。毎回とりあえず先の予約をして、キャンセル待ちを名乗り出る。

今回もキャンセルで空きが出た枠に、どう?って入れてくれた予約だったので、2時間以内にできるメニューで、という制限付き。遅刻するわけにはいかない。

なんとか3分前くらいには駐車場について、1分前に美容院に到着。あたかも予約5分前より、ちょうどに来た方が都合がいいからこの時間に来ましたよ、という涼しい顔で挨拶する。

お姉さんにはもう約10年弱お世話になっている。気も知れていて、話すのが苦でない。私はクルクルの天パで、それの処理もお手のものなお姉さん。今日はカットカラートリートメントを施してくれる。

色味はベージュ、オレンジ、ピンクのどれかが似合うからと候補を挙げてくれた。悩んだけれど、見本の色を見て、オレンジは麦わら帽子が被りたくなるような色味になりそうだな、と思いオレンジに決めた。

施術中も苦にならないキャッチボールをする。出会ったころは旅や仕事が話題になることが多かったが、今では話の割合が赤子について多くを占めていて、母になったものだなとしみじみと思う。

トリートメント中、何かを考えていたけれど、もう何だか忘れた。大事なことだったような、くだらないことだったような。人間やっぱり言葉にして置いておかないと、振り返った時に思い出せない。

シャンプー台からカット台へ移動して、色味の確認。まだ濡れているからはっきりと分からないけれど、なんだかしっかり茶色にオレンジが乗っているような。

濡れたままカットして、乾かして、また微調整のカット。うん、かわいい色って思っていたら、「麦わら帽子が似合いそうな色だね。」とお姉さんが言ってくれた。やっぱり私はお姉さんが好きだ。

午前中の予約だと、その後の予定を聞いてくれ、だいたいヘアセットもしてくれる。今日は暑いからまとめておくね、と結構凝ったまとめ髪にしてくれた。

午後からも、もちろん上機嫌。行こうとしてた場所の前にもう一件人に会いに行った。会う人会う人髪型どうしたの?と聞いてきてくれた。その都度私は「美容院帰りで。」と笑顔で答えた。

しかし夜、お風呂上がりにふと気がついた。もしかするとみんな私がカラーしたこと気づいていないのかも、と。あの答えでは、ただただ美容院でセットしてきただけの人になる。

「カラーしてもらったら、ヘアセットまでしてもらっちゃった。」

こう答えるべきだったのでは。

めずらしく次回の予約も帰り際に入れてきた。次の予約も午前中。答えに気をつけよう。

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