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交際0日婚をした夫婦
私と夫は交際0日婚、つまりお付き合いをせずいきなり結婚をしました。
職場結婚だったのですが、私が10月に中途入社して夫と出会い、仕事にも慣れてきた翌年3月末から話し出すようになり、4月末にはプロポーズを受けました。そこから一緒に暮らすようになり6月の私の誕生日に入籍し、10月に結婚式を挙げて、今年は結婚して3年目になります。
出会って3年、夫婦になって3年、という感じですね。
「結婚するときはあっという間に決まる」と聞いたことがあったけれど、本当にそうだな……と体感した出来事でした。
周りの反応
職場結婚だったので、同僚や上司、社長まで突然の私たちの結婚に衝撃を受けていました。
男女関係に悩む同僚は、私たちの思い切った決断に驚き過ぎて「同時多発テロよりショックな出来事」と言ったり、
離婚するか悩んでいた私と同い年の既婚女性は、年下イケメン(10歳近く年下でジャニーズ系の顔面)と結婚した私を見て「この年でこんな年下イケメンと結婚できるなら、私もまだまだいけるかも」と若干失礼な(?)コメントを残したり、
夫にひそかに想いを寄せていたであろう女の子からは、私には「おめでとう」の一言もなく、お祝い会を兼ねた飲み会にも出席してもらえなかったり、
上司と不倫をしていた私と関係が近かった同僚からは、いきなり幸せになった私たちにめちゃめちゃ憤慨してきたり、
「結婚生活が楽しいのは最初だけよ」と、くどくど言うおばさま方がいたりと、
なかなかドラマがありました(笑)。
でももちろん、90%以上はびっくりしながら「おめでとう!!!」とお祝いしてくれる人たちばかりで、とても嬉しかったです。
お互いの家族は、驚いていたものの比較的すんなり受け入れてくれて、特に問題はありませんでした。結婚ってお互いの家族がネックになることもあるみたいだけど、障害が全くなかったのはかなりラッキーだったと今となって思います。
交際0日婚をした理由
「なんで交際0日婚なの?」と周りから聞かれるのですが、「付き合う必要性がないと思ったから」といつも答えています。
不思議な感覚なんですけど、本当にそうだったんです。
仕事帰りにご飯に行くようになってみると、話が尽きない。居酒屋に行けば次の日の朝の5時まで話し続けて、「この人なら一生話していられる」と確信しました。
私は外国語を勉強して海外に行くことで、自分の意見をはっきり人に伝えることを学んだのですが、夫はずっと日本にいて日本語しか知らないのにその能力が卓越している……。そのため若いのに職場ではマネージャー職に就いていました。
しっかり話し合える人と一緒にいたい、と思っていたので「この人ならしっかり議論できるから、どんなことでも乗り越えられる」と確信がありました。
夫と出会った会社に勤めるまでは、海外と日本を行ったり来たりの生活をして「年上の外国人」とばかり恋愛をしていました。そのため「年下の日本人」になんて全く興味がなかったのですが、そこを見事突き破ってきてくれました。
同時に、私もそのときは34歳になっていて「人に幸せにしてもらう」という幻想はなかったので「たとえ結婚生活がダメになっても、私は私自身を幸せにしよう」と決めていたのが、結婚への覚悟につながったのかなと思います。
この確信が私だけではなく、夫サイドにもあったことは奇跡だなあとしみじみ感じます。
結婚生活で意識していること
職場ではほぼ毎日顔を合わせていたものの、ご飯に行くようになって4,5回目くらいで結婚を決めた私たち。
お互いの家族構成も、親戚も、好きな食べ物も、嫌いなことも、友達も、学生時代のことも、休みの過ごし方も、何にも知らない状態で一緒に暮らし始めました。
一緒に住み始めて1週間くらいした頃、一緒にテレビを見ていて夫が大笑いをしたとき「この人、こんな風に笑うんだ」と思ったくらいです(笑)。
年齢も離れているし、聴く音楽も違う。私は外国かぶれだけど、夫は純粋な日本人。衝突しないわけがありません。
違うのが当たり前だからこそ、話し合おう。
人への不満ってチリツモ、塵も積もれば山となるだから、ちょっとでも気になることがあれば話し合おう、そして理解し合おう。
せっかく話し合える2人が一緒に暮らしているのだから。
そんなスタンスで、結婚3年目の今も過ごしています。
それが功を奏しているのか、とても穏やかで居心地のいい2人になっているのではないかな、と思います。何か問題があるときは、お互いが自分の感情や思考を分析し、感情的にならず相手に伝え、必要に応じて受け入れ変化することを意識しているので、同じ問題が繰り返されません。
これは本当に理想的。
夫とのパートナーシップは私にとって人生の基盤の1つ。これからもしっかり議論して、地盤固めしていきたいと思います。