インナーアースを包み込むハグ

前回インナーアースは、人間の身体で言うと第1チャクラから第5チャクラという話をさせて貰いました。そして今回はそれらが繋がるスキンシップの2種類の話になります。

◉内側の繋がり＝性行為◉
第1チャクラの統合がキス、第5チャクラの統合が性行為。その行為がお互いのインナーアースに繋がり癒しがおこります。
◎お互いの内側から繋がることで、内側から外側にかけて波紋のように広がり、外側の物質面が安定。
○物質面の満足（具体的な不安の解消）

◉外側の繋がり＝ハグ◉
第1チャクラから第5チャクラの全てがぴったりくっつくハグ。お互いのインナーアースを覆う形で包み込み、インナーアースに癒しがおこります。
◎お互いの外側から繋がることで、外側から内側に浸透し、内側の精神面が安定。
○精神面の満足（抽象的な不安の解消）


インナーアースに繋がる性行為とハグは、このように癒される面が変わります。


𓊆性行為𓊇

性行為は愛の確認をしながら、お互いのインナーアースを統合するもの。そして現状の不安を解消してくれるものです。例えば仕事についての悩みや、今の生活を続けていく不安等に癒しが入ります。現状の物質的な悩みの癒しです。

ちなみに、そこにハグも加われば精神面の癒しも入り最強ですね！

そして今回はそのハグの大切さに注目してみます。

𓊆ハグ𓊇

ハグは海外では挨拶で行うところもありますが、日本では親しく限られた人とするものですよね。私はカナダで男性からのハグを咄嗟に拒否してしまい、友人に注意されたことがあります...笑

そんな私が言うのもなんですが、ハグは大切な人であれば沢山してほしいものなのです。

子供は母親のお腹の中で十月十日かけて育っていきますが、まず父親の第5チャクラを経由して母親の元へ来てくれます。
それは父親のインナーアースから、母親のインナーアースへ旅をしてきてくれてるということ。両親が抱っこをして子供が落ち着くのは、旅の出発地だった父親、そして十月十日育った母親のお腹の中での記憶。その温もりから、インナーアースを感じて落ち着いているのかもしれません。

私の父は数年前に他界したのですが、お葬式の棺を閉める最後の瞬間に、私は父にハグをしました。

正直その行為をなぜしたのか、自分でも分かりませんでした。なんなら周りの目を人一倍気にする私は、父ととびきり仲良し親子でもなかったのに芝居じみてしまったなと後悔さえありました。父は今で言う虐待...まではいかなくてもDV気質というか、キレたら暴れるタイプ。小学生の頃はビールの缶が飛んでくる時もありましたし、椅子もテーブルもバキバキに折れるぐらい暴れたり手がつけられないことも日常茶飯事。同じ屋根の下、どうやって父の逆鱗に触れないかを気にする日々でした。

そんな父ですが、好きなところも同じようにありました。周りが反対することがあっても、私の夢を誰よりも応援してくれていました。私が仕事で昼食も食べれないぐらい忙しく、毎日13時間働いて休みも無い‼︎と言えば、わざわざ早起きしておにぎりを握って鮭を焼いて、お弁当を持たせてくれました。父は身体が1番とよく心配してくれて、自分がやりたいことをやりなさいと肯定してくれる人でした。思えば父の人生は娘視点ではありますが、上手くいかないことも沢山あり、辛いことが多かったかもしれません。

そんな父のインナーアースは、本当は純粋でとても綺麗だったのではないかと思うのです。

ハグはインナーアースの癒しだと気付いた今、あの時最後に、また父が帰る綺麗な場所への敬意と、素敵なところから世の中に私を生み出してくれた感謝だったのだと気が付きました。

そんな父が入院中抜け出して来てくれた私の結婚式に、夫と私は誓いのキスではなく誓いのハグをしました。それは偶然ではないのかもしれません。今でもその時の嬉しそうな父の顔が浮かびます。


親子、夫や妻、彼氏や彼女、パートナー、友人、、、大切な人とハグをすることは、インナーアースが繋がること。そして抽象的などうしようもない不安も全て、安心感に包まれること。優しく穏やかな気持ちになれるものです。

相手がいない場合も、自分自身をそっと優しくハグして大丈夫と唱えるだけで、あなたのインナーアースはきっと落ち着きを取り戻します。

あなたのハグが繋がる場所が、今日も素敵な世界でありますように。