音楽をいちどあきらめた大学生が主婦になって夢を取り戻すストーリー
これは・・・
青春時代を全て音楽に捧げた少女が
音楽に生き、音楽に喜び、音楽に苦しんだ。
そして大人として仕事をすることに不安を覚え
就職活動という迷路に迷い込み
夢を失ってしまった10年
結婚し、子どもがいる主婦になってあきらめた夢を取り戻す物語である。
都内に住んでいる31歳子育て主婦。
毎朝夫と子どもが起きる前に、洗濯物と朝ごはんの準備をする。
仕事と家事、育児の両立はいっぱいいっぱいで
幼稚園のカバンの準備も朝せわしない状況で用意する
「もう、早く起きてよー。登園に間に合わないでしょっ」
起きるのが遅い息子は食欲がなく、朝ごはんもダラダラと食べている。
夫はギリギリまで寝ていたい人。出勤の30分前に起きて準備をし始める。
こんな朝のバタバタが嫌いだ。
理想は子どもの成長のためにもっと時間をかけて、声をかけながら待ってあげられたらいいのにね。
でも今は仕事に間に合うようにするのが精いっぱいなの。
登園を嫌がる息子をあの手この手で誘い、何とか送り届けると、職場に着いた時にはもうヘトヘトで、仕事が始まるのに、仕事終わりのような疲労感。
子育てひろばとあって、上司や同僚は子育てに理解がある人なので優しく声をかけてくれる。
この職場が好きだ。
でも業務がとても多くて、自分の時間が上手く取れない。
ひろばに来る親子の対応、イベントの企画と実施、実施のレポート、研修…
ひろばの親子を対応しながら他のことを進めるので、勤務時間に終わらないものは持ち帰りになる。
家でできるかなぁ。子どもと一緒に寝ちゃうし、締め切りまで間に合うか不安…
そんな思いを抱えながら、息子を迎えに行く。
「ママ、公園行きたい!」
「えっ、ママお料理したいなぁ…」
「やだやだやだやだ」
「じゃあ、お買い物はどう?今日はお菓子買ってあげるよ。」
と言って寄り道しつつ、何とか家に連れ帰ると、テレビを見せつつ、料理に取り掛かる。
そして、テレビに夢中なうちに終わらなかった仕事にも手を付ける。
仕事で使う文章がのってきたところで、
「ママ、おしっこ漏れちゃったー」
のひとこえ。
「あっ、わかったパンツ変えようね。」
わかってる。わかってるけど…すごくイライラしちゃう。
この生活を選んだのはわたし。
ごはんの後も子どもにテレビを見せつつ
どうにもできない気持ちを抑えるためにスマホで漫画を読んで落ち着かせた。
夫は勤務が不規則で夜勤の日もあれば普通の日勤の日もある。土日は動画編集の副業もしている。
わたしの心は疲れているのに、いつ手伝ってもらえばいいんだろう…
日勤で夫が20時頃帰ってくると子どもは興奮して、さらに寝なくなってしまう。
何とか寝かしつけると、そのまま疲れてわたしも寝てしまい、朝になる。
それがわたしの1日だった。
砂をつかむような虚しい日々だった。
仕事が繁忙期に入ったその月
わたしは胃腸炎になった。
年度のレポートを書き、Zoomイベントの担当をし
ひろばのイベントも企画したり実施し
来春の大きなイベントのためにチラシや申し込みの準備をしつつ
ひろばに来る親子の対応をした。
その時になってようやく
「あっ、来年になったらこの仕事をやめよう」と思った。
このまま続けたらわたしの体は壊れちゃう。
そこから、副業を始めるという選択肢がわたしの中に生まれた。
夫に仕事を辞めたいと言うと…
「じゃあ、ブログやってみたら?文章得意なんでしょ。」
その一言で、子育て系のブログを2か月毎日書き続けた。
「よーし、これで今の仕事よりも収入を得るぞ!」
と意気込んでブロガーのYouTubeを見て研究したり、ネタを仕入れたり
アドセンスにも申請したが、
なかなか思い通りにいかず焦りを感じてきた。
申請もこれで3回目、どうしてこんなに頑張っているのに収益化できないんだろう。
そしてまた胃腸炎になった。
自分はちゃんとした方向に進んでいるのかすごく不安。
何が正解なのか全然わからない。
こんなに頑張って体調を崩すのは良くないよね。
そんな思いから、必死で頑張っていたブログから遠ざかっていった。
夫から「最近どんな感じ?Twitterでブログ投稿すればいろんな人に見てもらえるよ。」とアドバイスをもらい、Twitterを始めることにした。
Twitterを始めたときには、かなり熱量が下がっていた。
とりあえず開設だけしてみよう。
設定の仕方もよくわからず、アイコンは入れたけど、その他はどうしたらいいのやら…
投稿もしてみたけど全然いいねが付かない。
「こりゃダメだ」と思っていたその日。
メンターとの出会いがあった。
DMがいくつか送られてきて
いかにも悪徳なものばかりだったが
一人だけとても丁寧に話しかけてくれる人がいた。
しかも電話で相談にも乗ってくれることになった。
わたしは人柄を知るには電話してみるのが
一番と思っていたので、相談してみることにした。
知らない人と電話するのはめちゃめちゃ怖かったけど
いざとなったら切れるし、相談できる人も特にいないし。
そして話してみると会話が弾んだ!
日々の生活のこと、会社のこと、ブログのこと
これでもかというぐらいいっぱい話して
親身になって聞いてくれ
ただやみくもに何かをするのではダメなことも教えてくれた。
この人だったらビジネスの
わたしが知らないところまで案内してくれると思い弟子入りした。
ついに弟子入りして
最初にコンセプトを考えた。
今まで子育て支援の仕事をしていたので、
”子育てママにむけて発信しようかな”
そんな感じでいこうと思っていた。
でもメンターからは
”かなまろさんにしかできないことがいい”
というアドバイスをもらい、もう一度考えた。
わたし学生の時音楽に命をかけてたな。遊ばず、彼氏も作らず…笑
ドイツの短期留学も行くために準備してたけど
試験に1回落ちてあきらめちゃったんだよな。
就活する友達を見て
わたしも焦って奨学金返せる仕事につかなきゃって必死になってた。
でも実際は全然集中できなくて
アルバイトで適当な仕事に就いたり
友だちに進められて同じ会社に勤めたり
子育てひろばに通っていたら
そのままスタッフとして雇ってもらったり…
なんとなく今日まで来てしまった。
メンターから言われて気づいたのは
わたし本当は音楽に未練たらたらなんだなということ
だから今まで
音楽が好きな自分を見ないようにしていたんだなということに気づいた。
中途半端に始めて傷つくのがとても怖かった。
きれいな思い出?のままにしておいた方がいいと自分で蓋をしていた。
そうかわたしは音楽をやりたいんだ。
ママになっても音楽で稼いでみたい!
今まで大学に行ったことを親から否定されて何にも言えなかった。
音楽で稼ぎを得ていない自分がいたし、無理だと思っていた。
そんな自分を解放してあげた瞬間だった。
そこからは自分の心はとても素直で
こんなことをやってみたい、という思いが次から次へと溢れだした
まずは生の演奏をいっぱい聴きに行きたいなあ
ミュージカルとかオペラとか
コンサートも開きたいし、音楽教室もやってみたい…
いまだに行けていないドイツやイタリアにも行きたい!
でもママでもこんな夢をもっていいの?
そんな不安な思いが一瞬よぎった。
メンターに新しくやりたいと思ったことを相談したら
「いいじゃないですか!ぜひ実現させましょう」
と声をかけられ、不安に思っていたわたしは拍子抜けしてしまった。
わたしが見ている世界はとても狭いんだなということが分かった。
そうだ、ママでも主役になれるんだ。
自分がやりたいと思ったことを実現することができるし
その姿を見て誰かに力を与えることもできる!!
そんな思いから
ママとして音楽家の人生のスタートを切った。
音楽をやっていくうえで最初に思ったことは
わたしには時間が限られているということ
育児も家事も仕事もある中でどうやって最大限動くことができるか
ということが大きな課題だった。
生演奏はコロナもあって今はあまりできないということもあり
YouTubeで演奏していこうと思った。
もう次の瞬間には音楽スタジオを予約して
スマホスタンドを片手にスタジオに足を運んでいた。
何かが始まるとどんどん加速していくよね!
今までにないくらい充実していて
未来に期待感を持てるようになった。
これが音楽をあきらめた大学生が主婦になって夢を取り戻すストーリー
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かなまろのつぶやき
自己肯定感がすごく低かった音大生が
大きな失敗を経験して
大人になってからメンターとの出会いを通して
音楽と向き合えるようになりました。
音楽をやる人はいずれそれを仕事にするか
考えなければいけないと思います。
趣味のままでいいのか
それとも音楽で稼いでいきたいのか
もし音楽で稼ぎたいと思う選択肢があるのであれば
音楽をやっていない人と関わることはとても大事です。
なぜならお客さんは音楽をやっている人
ではなく
音楽をやっていない人の方が圧倒的に多いからです。
演奏家どうしの横のつながりも大事だけど
ファンになってくれる人たちとの関りも大事にしていきたいですね!
このnoteを見てくれたあなたにもこれからずっと頑張ってほしい!
そんな思いでこの記事を書きました。
音楽を仕事にしていくうえで何から始めたらいいか分からない。
SNSで集客したい、でもどうやって運用していったらいいの?YouTubeを始めてみたいなど…
もっと学びたいという方は公式ラインの限定記事や配信でお話ししたいと思います。
ただし、半端な気持ちの方はご遠慮いただいております。
本気でやっていきたい、そんな方にわたしも本気でお伝えしていきたいと思っています。
お話しできることを楽しみにしています。
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