「苦手」な箇所をたった1時間で「得意」にするには?何をどのくらいやればいいのか…?自分とっての適切な練習回数とは…? 1曲を仕上げるのにより効率的な方法。
こんにちは!
ピアノ教師のかなです。
さて、ピアノを弾いている人は、誰でも何らかの「壁」にぶち当たることがあるでしょう。
その一つとして、「苦手な箇所」
あなたはこれまでピアノを練習していて、
「いつもこのフレーズでミスをしてしまう…」
「止まってしまうくせがあり、曲を最後まで完璧に弾き通せない…」
「何だか自分の思うような表現ができない…」
そのため、
「曲が仕上がらない…。」
「たった一曲仕上げるのに相当な時間がかかる…。」
こんな経験はありませんか?
もちろんそこには様々な原因があると思います。
だからといって、ただただ反復練習をするだけでは何の効果も感じられないでしょう。
ということで、
今回はこの「苦手な箇所」とその解決法、より効率的に曲を仕上げる方法についてを伝えていきたいと思います。
もしあなたがこれから
私が伝えることを実践すれば、
「これまで弾けなかったフレーズが
こんなに楽に弾けるように
なるなんて噓みたい…!」
「こんなに簡単に一曲仕上げられるなんて信じられない…!」
と思える未来が
待っているかもしれません。
そんな未来が欲しい!
というあなたは
この記事を最後まで
読んでくださいね。
まず最初に、
工夫してほしいこと
これが2つあります。
まず一つ目は…
指使い
これを工夫すると
普段の何倍も上手くいくかもしれません。
実はこの指使いを工夫するということは、
ピアノを弾く上では非常に重要度の高い要素です。
何よりも大切なことと言っても過言ではありません。
私自身も実際、譜読みの段階から適切な指使いを決め、楽譜に書き込んでいます。
このようにして、自分にとっての最適な指使いを決めた後
次に何を工夫するべきか?
二つ目は…
テンポ
これもまた、ピアノを弾く上での重要な要素です。
「この箇所がうまくいかない…」「曲が仕上がらない…」という人を見ていると、大抵はせっかちに速すぎるテンポで無理をして弾いている場合が多く、
そのため質の悪い練習を毎日続けてしまっている例があります。
速すぎるテンポで何度も弾くのではなく、
まずは精神的な余裕を持って、自分にあったゆったりとしたテンポで数回弾いてみましょう。
このような練習は、ある程度の回数を積み重ね、繰り返す必要があります。
まずは30回〜100回ぐらいを目安として弾いてみましょう。
その中から、自分にあった回数を見つけていけたら尚良いと思います。
今後の練習にも役立つことでしょう。
まずは苦手な箇所を練習する際のテンポ設定としては、
♩= 40〜60 ぐらいが良いと思います。
続いて、その苦手だった箇所が少し慣れてきたと思ったら
♩= 60〜100 のテンポでその箇所を数回繰り返し弾き、様子を見てみましょう。
その後、同様のテンポで曲全体を演奏してみましょう。
ただし、最終的な目標はその曲に指定されたテンポでスラスラと弾くことです。
そこに到達するための過程として、ゆったりしたテンポで弾くという練習をしますが、時々は少し速く弾いて、その曲がどれだけ自分に馴染んできたかを確認しなければなりません。
例えば、普段♩=60のテンポで弾いている場合、時々♩=70〜100 (この中から適正テンポをみつける) と、少しテンポを上げた状態で弾いてみましょう。
こうすれば、自分がどれだけその曲に馴染んできたのかが分かります。
こうして少しずつ、あなたが思い描く理想の演奏に近づいていきましょう!