ソルフェージュ力をアップさせるには?
こんにちは!
ピアノ教師のかなです。
さて、ソルフェージュ力、読譜力などといった音楽力の発達は、言語能力の発達とよく似ていると言われることがあります。
歌には音に合う言葉があり、またイントネーションやアクセントがメロディーやリズムにも関連してきます。
そして、音符を読めるようになる過程は、丁度子供が文字を覚える過程とよく似ています。
小学校の国語では、授業の度に教科書の音読をしていると思います。
それと同じように、小さな子供や初心者の場合、まず楽譜を見て、音読することから始めます。
いわゆる、ソルミゼーション という方法です。
音読は、記憶の定着を促します。
声に出すと、自分のやったことがしっかりと記憶できて、それが脳に定着するのです。
楽譜を読む場合でも、声を出せば記憶がさらに定着します。
教科書の音読と同じで、何度でも繰り返し続けることで、より素早く、より正確に音読が読めるようになります。
出来るだけ毎日、楽譜の音読を繰り返しましょう!!
楽譜を読む力=ソルフェージュ力というのは、ピアノ演奏の基本中の基本です。
1秒でどれくらいの音符が読めるかどうか。
それがソルフェージュ力です。
まず、ソルフェージュの基本となるものが……
リズムと音読みと言えるでしょう。
その基本を定着させて、ソルフェージュ力をアップさせるにはどうしたら良いでしょうか……
それは、ズバリ……
第一に リズム打ち
まずは市販の教材を用意してみましょう。
音楽之友社の
リズム 初歩から応用まで
こちらの本がおすすめです。
まず、左手で拍を取り、拍子を数えながら、
右手で書かれているリズムを打ちます。
それができたら、今度は反対。
右手で拍を取り、拍子を数えながら、
左手で書かれているリズムを打ちます。
なお、自分に合った余裕あるテンポで実践しましょう。
そうすることで、リズムが取れるようになると同時にテンポ感が良くなりますよ!!
そして第二に、音読みの練習
まずは、市販のドリルに取り組んでみることをオススメします。
わたしのおすすめはこちら…
サーベル社の ふよみ ワーク・ブック
です。
この本はレベル別に1〜4までありますが、
自分に合ったレベルを選びましょう。
初心者や音読みが極端に苦手な方は、1から取り組んでみましょう。
自分の楽譜を読むスピードはどれくらいか…
1ページ何秒で出来るか、測って取り組んでみましょう。
そして最後に、いよいよソルミゼーションの実践です。
まずは、好きな曲で良いですので、
楽譜を用意してみてください。
それから、実際に音を読んで歌ってみましょう。
その後、できたらピアノで弾いてみましょう。
この練習を続けていくことで、ソルフェージュ力が強くなっていくと思います。
実際に初めて見る楽譜にも、だんだんと抵抗がなくなってくるはずです。
こうした、日々の練習を積み重ねて、
ソルフェージュ力をアップさせて、
ピアノ上達を共に目指していきましょう!!