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【店ぬ~賞(春)優勝6-0-0】サーナイトを破壊しろ!ロストヌメルゴン解説【一部有料】
記事を手に取っていただきありがとうございます。かな(@kana_pcg)です。
先日バトロコ吉祥寺駅前店にて開催されたBO3形式の店ぬ~賞(春)で、【ロストヌメルゴン】を使い運良く優勝できたので、環境へのアプローチとリストの解説をします。BO3で勝ったnoteにはなってしまいますが、2023CL新潟及びPJCSのカードプールはほぼロックインされているため、この知識や構築はまだしばらく汎用性があります。このnoteが各大会へ出場されるみなさんの力や知見に少しでもなれれば嬉しいです。
てんぬ〜賞(春)6-0で優勝しました🏆
— かな (@kana_pcg) April 29, 2023
使用ヌメルゴン
サナWW
一撃ルギアWW
サナWW
サナLWW
FミュウWW
ヌメルゴンWLW
12-2-0でした✌️
新潟出ないのであとでリスト投下します pic.twitter.com/6EHCPhfkMU
海外フォーマットと日本環境の違い
店ぬ~賞(春)で使用した【ロストヌメルゴン】の構築を説明する前に、直近各Regional の大型大会で活躍した構築を理解しエッセンスを咀嚼する必要があります。
Hong Kong Regional League
先日4/2に行われたHong Kong Regional League(以下HKRL)の Master Division Top4になった構築です。
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【ロストバレット】を基盤に《ヌメルゴンVstar》を添えたような雰囲気。
回してみるといれかえ系統の枚数、ボールやサポート配分がBO1のJPフォーマットでは再現性に波がある感じてしまいましたが、ポケモンはベーシックで安定的な採用のため過不足がないと言った評価に。
EUIC
日本は《ナンジャモ》で沸いている中、4/14~16 に EUIC 2023 London が行われました。
Day2【ロストヌメルゴン】の使用率が高いことに驚愕します。
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BO3という日本とは違うルールであるものの、この使用率3位という背景は理解しなければいけません。友人に聞いてみるとEUIC環境では【ロストバレット】と【ルギア】が流行り、【ロストギラティナ】の数が減少。そこに不利になりづらい【ロストヌメルゴン】が評価されていたようでした。
以下上位入賞していた構築です。
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《アクロマの実験》の他に《メロン》が採用されています。試してみると《ヒスイ ヌメルゴンVstar》を複数匹育て活かす且つ、《かがやく ゲッコウガ》や《ドラピオンV》の起動を考えると《ミラージュゲート》だけでは足りず、《メロン》や《キバナ》などのフォールバックが必要でした。
個人的な好みの話になってしまいますが、《ボスの司令》をたくさん積めるデッキは盤面で完結してる場合が多く、サイド獲得スピードも早いためとても高評価、好。
SV2P/D 発売からヌメルゴンに影響を与えたカード
HKRL と EUIC からJPスタンダードフォーマットのカードプールでは3弾ほど乖離があります。トリプレットビート/スノーハザード/クレイバーストです。
ロスト基盤のデッキでは、《ボウルタウン》《ジェットエネルギー》《すごいつりざお》の三枚が構築に大きく影響を与えました。
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同時に【ロストヌメルゴン】に脅威となるカードも実装されています。
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試していく中で特に影響が大きかったのは《パオジアンex》です。
青天井の火力を持ち、ワザ宣言後の《ヒスイ ヌメルゴンVstar》でも簡単に突破されてしまいます。試しにEUICで上位入賞していた構築を【パオジアンセグレイブ】にあててみると、簡単に負けてしまったため何かしらのカウンターを用意する必要がありました。
《ディンルーex》発表時の下馬評は大変高かったのですが、しっかり【サーナイトex】や【ルギア】に負けてしまうデッキであったため、各大会では使用者が少なく対策をやめたほうがデッキの総合力が上がることになると判断し《ディンルーex》は残念ながら低評価に。
《ナンジャモ》は、序盤連打されたとしても【ロストヌメルゴン】が盤面で完結するデッキであるため想像以上にインパクトは薄かったです。
さすがに終盤打たれ続けると難しいゲームになるのですが、しっかりミッドゲームまでロストを貯められていれば山は薄く作れているはずなのでプレイでどうにかなりそうと評価しました。
ここまでのまとめ
・HKRL で活躍した構築のポケモン構成がgood
・EUIC 環境で流行った構築は【ルギア】等に不利になりづらい
・新弾の影響で HKRL ~ EUIC から構築を変化させる必要がある
・EUIC 環境の構築では《パオジアンex》がとても重い
・《ディンルーex》を意識して対策しすぎるとデッキパワーが落ちる
・【ロストヌメルゴン】は盤面で完結するため《ナンジャモ》に耐性がある
環境へのアプローチ
構築紹介
ここまでをふまえ、店ぬ~賞(春)で使用した【ロストヌメルゴン】を紹介します。HKRL と EUIC の結果を踏襲し、そこに日本のカードプールを搭載したリストです。
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ベーシックなプランは、《ヒスイ ヌメルゴンVstar》が耐久力を活かしながら3回行動し2~3枚のサイドを獲得。残りのサイドを《ヤミラミ》/《ザマゼンタ》/《かがやく ゲッコウガ》で獲り切ることを目標に構築しています。
BO3という長期戦で戦い抜けるよう細部は尖らせず丸くしました。
デッキの相性関係の整理
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すべてのデッキが満遍なく強く、Tier3以上のデッキには何かしらプランを用意しておくべき難しい環境であるといえます。
【サーナイト】と【ルギア】の存在感が頭一つ抜けていますが、前述したベーシックなプランが青天井火力をもつ【パオジアンセグレイブ】と強制気絶効果をもつ【ロストギラティナ】以外には通りが良いため、相対的に【ロストヌメルゴン】の評価が上がってきたと考えています。
なぜ【サーナイト】を青天井火力のカテゴリとしてカウントしなかったのか有料部分で後述します。
2023CL新潟直前なので無料部分はここまでになります。
【ロストヌメルゴン】にご興味があればぜひ購読を検討してください。
ヌメルゴン視点から考えるサーナイトが抱える問題
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