「初心」は、遠のいた今だからこそ思い出す価値がある。
今年の「父の日」は数年ぶりに家族がみんな札幌にいる状況ができたので、何かお祝いでもしようか、という話になりました。
私の父は大の倹約家。お金をかけたプレゼントはあまり喜んでもらえないので、毎年何を贈ろうか頭を悩ませています。
色々考えた結果、「手料理をふるまう」というシンプルな案に落ち着き、普段ほとんど自炊をしない妹と共同作業で、『父の日兼、初心者料理教室』を開催することに。
そこではっとしたのですが、よく考えてみると今まで父に手料理をふるまったことが一度もなかったことに気が付きました。
長く単身赴任をしていた父が、ようやく札幌に戻ってきたタイミングで、入れ違うように上京してしまった私。
妹も料理をしないので、娘が二人いる状況にも関わらず『手料理』というシンプルな贈り物を一度もしていなかったことに、少し申し訳ない気持ちにも襲われ、普段以上に気合が入る、ある意味思い出深い「父の日」となりました。
ハンバーグというリクエストを貰っていたので、
メイン料理は「煮込みハンバーグ」♪
初心者の妹に積極的に動いてもらったので、
「適量ってどのくらい!?」
「油はねるの怖いんだけど!」と、
台所はかなりドタバタでしたが、少し料理に慣れるきっかけにもなったようなので、楽しく有意義な時間を過ごすことができました。
リンゴがあったのでデザートに「アップルパイ」も作ってみることに。
簡易的な作り方でしたが美味しく焼きあがってくれました。
今年の「父の日」は例年以上に時間と気持ちを込めることができ、達成感溢れる一日となりました。
父も喜んでくれているようだったので良かったなと思います。
大人になるとつい、贈り物は金額や物に意識が向いてしまいがちですが、やっぱり一番大事なのは「相手を思いやる気持ち」だということを、改めて実感することができた気がします。
初心を思い出す大切さを感じた今年の「父の日」。
私の方が、思いがけない学びをプレゼントされた気持ちになりました。
では、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます!