苦手の先に見える景色。
昨日1月15日は「小正月」だったので、散歩がてら近所の『どんど焼き』に行ってきました。
お正月を締めくくる有名な行事の一つで、お正月飾りなど、縁起物を持ち寄り燃やす火祭りです。
地域によって呼び方や内容に違いが見られるそうですが、日本全国で行われるこの行事。昔から炎は穢れを清め、新しい生命を生む神聖なものとして大切にされてきたことが窺えますね。
アウトドアなどにあまり縁のない私は、大きな炎を目にする機会がとても少ないため、思わずしばし見入ってしまいました。
少し怖くて、少しほっとして。
炎を目の前にすると、いつも上手く言葉にならない不思議な気持ちになります。
脅威であり、しかし無くてはならない存在。
昔の人が炎に生と死を感じた感覚が、よく分かるような気がしました。
実は少しお恥ずかしい話ですが、私は昔から火があまり得意ではありません。
実家のキッチンがIHだったこともあり、一人暮らしをし始めた頃はガスコンロを点けるのも毎回勇気のいる作業で。笑
今だにマッチは結構怖くて、ライターもあまり得意になれず、わざわざ着火部分が離れたライターを探した程。
小さい頃から花火も苦手で、恐怖と戦いながら近所の子たちと遊んだことを今でも覚えています。
しかし大人になり、特に料理をするようになってからは、火の有り難さを強く感じるようになり、やっと歩み寄れるようになってきました。
苦手なことって、私は問題なければ避けて通ってもいいと思っていますが、克服した先には違った世界が必ず待っているので、少しずつ出来るところからアプローチしてみるのも楽しいものだなと、近頃はそう思うようにもなりました。
苦手なことと言えば、私は『絵を描くこと』に対して長く長ーくコンプレックスを抱いていましたが、
去年少し絵画の世界に触れたことで、なんだか「私もちょっと描いてみたいかも」という気持ちが芽生えており、今年はそちらにもチャレンジしてみようかな、なんて思っています。
私の2023年は、色々挑戦の年になりそうです。
では、今日はこの辺で。
お読みいただきありがとうございました。