HARD DAYS ~透明な日々~
{この季節の雨の匂いが思い出させてくれる一篇の詩。それははるか遠くに終わった恋のかけらたちが、私に何かを伝えたがっているかのようでもある。}
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HARD DAYS ~透明な日々~
憧れてるのか 恋してるのか
そんなことは どっちだっていいんじゃない?
愛に応えたら 憧れは消えるなんて
ねぇ、それってよくあることなの?
ほんとは寒くなんかなかった
ただ、あなたに抱きしめられていたかった
少しでも愛をかき集めておきたかった
明日からは一人 歩いて行けるように
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透明な時が流れていた 降りしきる雨のように
ポツリポツリと休んでは
乾かないボタンダウンを
錆びかけた傘を濡らす
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So Hard Days.So Hard Days.
So Hard Days.So Hard Days...
“あなたといれば何も恐くはない”
“罪も罰も今は愛を強くする”
“誰かに縛られた心と心を これからは二人、縛りあいたい”
口づけもせずに部屋を出ていく
その温もりも あなたがいなければ空しい
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“コーヒーにはミルクを多めに入れてね”
“メンソールはきっといつも 切らさぬように”
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そんな透明な言葉たちが いくつも押し出されて
フワリフワリと浮かんでは
空っぽになったあたしを どこかへ連れ出そうとしてる
☔☔☔
So Hard Days.So Hard Days.
So Hard Days.So Hard Days...
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Words by 桑田華名(2000年頃作品)
♡♡♡透明な日々を過ごさせてくれたSに、心からの感謝をこめて♡♡♡
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