おばあちゃんとの思い出

昨日まで、3泊で千葉に出張でした。はー、長かった。快適なホテルに宿泊したけど、1人で寝るのに慣れていない私は寝不足。いつも子供達に押し合いへし合いされながら寝ている日々が恋しい、とマジで思いました。
帰りの新幹線に大急ぎで乗り継ぎしなければならない東京駅で、黄色い地に鳩のマークが目に入った。豊島屋の鳩サブレー…懐かしい。子供達とそのお友達用に、手提げバックの形の鳩サブレーを数個買う。

私の祖母は、90近くまで長生きした。とても厳しかったし、母と(厳密には祖父と)確執があったようだったが、祖母との思い出は、必ず美味しいお菓子がセットだった。祖母は、毎年必ず東京へ単独で数日出かけた。東京に住む息子と孫、あととても仲が良かったお嫁さんに会うために。お嫁さんは不思議と祖母とうまが合うようで、会えばずっと2人でおしゃべりしていた記憶がある。祖母の帰りのお土産は、いつも決まって豊島屋の鳩サブレー大缶だった。半ば食べ飽きてはいたが、あの大缶がとても丈夫だったので、私たちは鳩サブレー缶にいろんなものを収納できた。妹は当時集めていたキーホルダーを大切にしまっていた。
そのほかおばあちゃんとの思い出は、高砂屋のエコルセ、これも大きな缶で、サクサクの生地も美味しかったし、色とりどりの包み紙が美しくていつもとっておいていた。
もう販売終了になってしまったが、ブルボンのルーベラというお菓子(ロール状になったクッキー)を、おばあちゃんは袋のまま手で粉々に潰し、『これはお薬よ』といって、袋の端を切ってそのまま口にザーッと入れる、という食べ方もした。いつも厳しかった祖母がそんなことをするなんて、ととても衝撃だったのを覚えている。お菓子で遊んではいけません!と怒られそうな食べ方…
他にも思い出たくさんあるけど、また今度。