職業訓練校の試験に惨敗したけどヨイ出ししている私の話
職業訓練校の試験と面接を受けてきました。私が行きたい職業訓練はwebデザイン養成科です。今回は試験を受けるまでと試験のことを作文のようにツラツラ書いていこうと思います。
ハローワークで職業訓練の説明を受けたのが7月20日頃。7月末が願書の締切でした。願書を提出した時に「倍率は4倍以上ですから、心してかからないと受かりませんよ。」と言われました。私は出産のときにおばあちゃんから「出産をなめてはいけない」と言われたことがあるのですが、その時、「そうは言っても、だいたいの女性が乗り越えているんだし、大丈夫だろう」と思っていた私は実際に出産を経験して「なめてたーーーー!!!おばあちゃんが正しいーーーー!!」と思ったので(この話は後日書きたい)、今回も「過去問とけばいけるっしょ」と思ってたけれど、「これはなめてかかったらいけないのかもしれない」と忠告通り心してかかろうと気をひきしめることにしました。また、「試験は過去問で検索して勉強してください。面接は志望動機、何を勉強したいか、どういう職に就きたいか、学んだことをどういかしたいか、を聞かれます」と言われました。
事前の学校の見学に関しては、特に何も言われなかったので、日にちもないし、質問も思い浮かばないし、正直面倒だなーと思ったんですが、アポをとってみることにしました。すると「本日16時なら」と。娘のお迎えがあるので厳しい時間でしたが、どこかのサイトで見学はしたほうがいいと書いてあったので予約してその日のうちに見学に行きました。結果、行ってよかったです。訓練校紹介のチラシに書かれていることよりもより具体的に(というか別物の)カリキュラムの内容を聞くことができました。また、どういう就職先があるのか?というのも説明会で質問できたので、今回の面接にいかすことができました。行ってなかったら、ちぐはぐな志望動機や就職についての考えを言っていたと思います。見学に行ったか行かなかったかはバレませんが、ぜひ見学には行ってください。
そして願書を提出してテストまでの約20日間。youtubeのTryの高校数学の動画と「高校の数学Ⅰ・Aが1冊でしっかりわかる本」という参考書を片手に毎日勉強しました。国語はざっと過去問をみた感じ、いけるんじゃない?と思ったので、とにかくチンプンカンプンの数学だけに集中しました。恥ずかしながら、分数の計算ってどうやってたっけ?というレベルです。記憶喪失。
なので勉強は超苦戦しました。中学の復習からしないとまったくわからなかったですし、Tryの動画は本当によくわかるように教えてくれて、言ってることの理解はできるけれども、いざ問題を解くと計算式くらいしか解けません。図形や確率や放物線などの問題はもう何にも理解できませんでした。
でも毎日少しでも勉強するということは自分と約束してやり遂げました。ルートの計算とか不等式とかはできるようになったので、少しは進歩したと思います。
ただ、当日の試験は、過去問とは似ても似つかないものでした。がびーん。国語がまったく別ものでした。過去問はカタカナが書いてあって、正しい漢字を次から選べみたいな問題だったので、だいたい意味がわかればできますが、実際の問題は漢字がいくつか書いてあって正しく書かれている漢字を選べ的な問題で、書いてある漢字がどれも正しく見えてくるから不思議です。詳しくは書いたらいけないような気がするので書けませんが、とにかく、「過去問とは別物!!」と思った時点で頼みの綱だった国語も捨てることになりました。私は国語は得意なほうなのですが、それでも「わからんて!知らんて!」という問題でした。
数学ももちろん過去問とは別物でした。ただ、計算式はできるようになっていたのでそこは解けたと思います。ただ3分の2、いや4分の3くらいはまったくわかりませんでした。解き方がまったくわからないのです。今なら笑えます。
どこかのサイトで、選択問題は回答率も見られるから当てずっぽうで答えないほうがよいと見たのですが、試験の前に「マークシートは機械で読み取る」と説明があったので、それなら空欄よりはマシだろ!と思って、とにかく全部のマークを塗りました。そして後から落ち着いて見直し、マークしなおしです。どんなやり方。だいたい4択なら1個くらい選べそうなものなのに、本当に選択肢を並べられてもまったくわからんという悲しい結果でした。また、鉛筆と指定があったので、家にあるくもんの六角鉛筆を持参しましたがシャーペンでもよかったです。
気を取り直して面接です。面接は集団面接でした。そして面接で聴かれる項目2つがもうすでに会場内に張り出されていました。簡単に言うと志望動機と就職のための心持を聴くという感じです。
私は勉強がわりと辛かったので、「私、本当にこの学校行きたいか?朝から夕方までみっちり週5日で勉強してまでwebデザインやりたいか?自分にできるのか?できたとて43歳で就職先あるか?あったとてやっていけるか?」などど毎日毎日かなり自問自答していて、そこで自分なりに見つけ出した答えを前日に面接の回答として台本にしていましたので、当日、会場で2つの質問にそって、プリントの裏紙に思いをさささと書いてまとめました。
べしゃりが下手だし記憶力が「無」なので、「HTML」とか「御校」とかサラっと言える自信は皆無だったので、とにかく自分の本当の思いを伝えるしかないと思いました。伝え下手だけど想いは伝わる!と信じて臨みました。その時に思い出したのはこちらの記事です。(第6回にそのことが書いてありますが全体がいいお話なのでまだの方はぜひ読んでください)
しかし、同じグループにとても喋りが上手でしかも自分の言葉でしかも嘘がなく喋られている方がいて、私だったらこの人に一票だなと思った方がいたので、倍率4倍から考えても私のグループからはその方が受かると思います。
ということで、まったく受かる自信がありません。
でも、毎日勉強できたということ、面倒から逃げなかったということが今の私が私にヨイ出しできるところです。
会場いっぱいのスーツの人たちを見て、「わぁ、試験受けられるところまでたどり着けたわ、私!」となぜだか感動すらしました。ま、問題見てすぐに正気になりましたけど。
ということで、参考になるところはあったかな?
・過去問がまんまはでないが、勉強すれば何問かは確実にとれるので勉強した方がいい。
・会場は若い方は就活スーツ。私みたいな社会人経験結構ありって人はビジネスマンの恰好(どんなだ?)でした。
・事前の学校見学は行くべき
・なんで私この学校受けるんだろ?と常に自問自答するべし
というところです。
とか言って、合格してもないのに。まぁ、当日、焦らないようにすることくらいはできるかも。
後日、採点も開示されるらしいから見てこようと思ってます。
追記:結果はまさかの合格でした。ただ、同時に将来の仕事に繋がりそうな仕事がアルバイトでできるようになったので、その旨を報告し、入学は辞退し他の方にお譲りしました。ハロワの方も、将来につながる仕事よかったですね!と優しく言ってくださったので、お手数おかけしたこと恐縮でしたが、よかったです。ただWEBデザインの勉強は独学でも少しずつやっていきたいと思っているところ。
おわり
こんなに嬉しいことが、起こるのでしょうか?!