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家で仕事をしていると、誰とも話す日が1日もなくてそれがずっと続いて落ち込んでいた時期がある。

それを破壊してくれたのはラジオの存在だった。

存在は知っていたものの、「深夜」という時間帯から下ネタや昼間に聞く言葉としては相応しくないと思っていて遠ざけていた。聞き始めたきっかけは、好きなドラマの話をラジオで話していたと、ネット記事で読んだ時だった。

ドラマで見ていた話をラジオで聞いて、他のラジオでもそのドラマの話がされていて、なんだかファミレスの隣の席で会話を盗み聞している気持ちになった。「わかる〜」「そうだったんだ!」などの相槌をしたり、爆笑したりとラジオを聞いている間は、暗くジメジメした感情はなくなっていた。

深夜ラジオでは飽き足らず、休日の昼間、平日の朝にもやっているラジオも聞くようになり、ポッドキャストにも手を出している。もちろん、深夜ラジオはリアルタイムではなく平日の仕事中の時に聞いている。

ラジオを聞いているとパーソナリティの日常や、リスナーからの悩みに真摯に応える言葉の温かさ、くだらない話、メール・ハガキ職人のセンスの凄さに圧倒される。そして元気をもらえる。鬱屈していた感情から抜け出せたのはラジオのおかげだし、会ったこともない人の出来事を聞いて自分の考えを改めたり、新しい価値観を手に入れたり、楽しさだけではない時間がある。

いつか、ラジオで恩返しができるように。
これからも多くのラジオを聞き続けていきたい。


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