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79年前の今日8月6日。広島に原爆が落とされた日。
3月10日は東京大空襲。6月23日は沖縄慰霊の日。8月1日は長岡空襲。
8月9日は長崎に原爆が落とされた日。そして、8月15日は終戦日。

8月の終戦日が近づくと、戦争の悲惨さを伝えるテレビが多かったのだけれど、ここ最近はあまり見なくなった。自分から歴史を見に行かないと分からない現実。興味を持たなければ、その悲惨さも地獄も知ることはきっとない。
人の記憶は薄れていくものだし、悲しすぎるものだと思い出さないように蓋をするらしい。経験した人にとって、その心情はその人のものだから、大事にされるものであって無理に聞き出すものではない。ただ、覚悟を決めて伝え続けている人には最大の敬意をはらい、真剣に受け止めなければならない。

悲惨すぎるあまり、目を背けたくなる事実だが、知らない・分からないで済ませてはいけない事実だと私は思う。自然災害も同じで、知っていることで被害を減らしたり、起きた時のために備えたりすることができる。伝え続けることは、大人の使命であって過去を無かったことにしてはいけない。

二度と過ちを繰り返さないために、もう二度と地獄を生み出さないために。