曼荼羅モチーフブランケット作成日記、ほんのりと日々の愚痴を添えて
お久しぶりすぎるNote. お元気ですか?私は案件まみれの日々を過ごしており、なんだかなぁ、もう、な感じでございます。どれくらい案件かというと、
1)喘息発作で死にかける案件
2)仕事、人事と組合案件
3)葬式案件
4)入籍して10年目な案件
こんな感じでしょうか。前回の占いの記事を書いて、続きを書こうと思うも、文字に起こしている隙が無きほどに日々のIncidentsに振り回されている次第。前回の記事を書いてから3ヶ月しか経っていないのに。ひどい!
それで備忘録と称して文章を書いてみても、ひたすらにもう愚痴しかなく。BBAの愚痴文章読んでもしょうもないので、今回は「曼荼羅モチーフブランケット作成日記、ほんのりと日々の愚痴を添えて」みたいな体で記して行きたいと思う。
3月:開放の月
3月11日に「曼荼羅モチーフ」初めて作成のマキの呟きを呟いてはや3ヶ月。
その前の記事に挙げたゲッターズ氏の占い によると、「3月:開放の月 運気の流れや周囲の人のあなたに対する接し方が変わってきそうです。これまで誠実に生きてきたり、他人に感謝されるような行動をしてきた人ほど、うれしい出来事や大事なチャンスに恵まれるでしょう」
ほ〜ん、開放の月。私はストレスと愚痴を一気に開放し、怒涛の日々を送っていた。元ボスがリタイアしてもうすぐ1年になるというのに後任が決まらず、仮のポジションで非常に空気の読めない嫌なヤツである同僚がディレクターとして仕事をしているのだが。ある日、チャットで(チャットやぞ!)「あ、新しい子、今度から君と同じ給料になるからよろしく」ふなっ!
新しい子はインド人でワークビザのための手続きで、6ヶ月しか仕事をしていないというのに、いきなり、勤務歴15年の私と同等の給料を与えることになったらしい。
そんな糞な現職場なので、転職(別オフィス)の面接なぞも受けていたのだが、かなり好感触で最終面接まで行った所。推薦人ら(職種にもよるけど、この手の就活には3人の推薦人をつける。雇い主が連絡して、応募人のことを聞くのだ)にも確認の連絡が来たと聞いていたので、こんな糞同僚と糞オフィスとはおさらばさ!とタカをくくっていたら、まさかの。「予算の関係でこの枠での雇用はできなくなったやで、すまんな」と連絡がきて激しく落胆。流石に落ち込む。いや、誰も採用されなかったのが救いか……後、私より、夫アルゴの方が落胆していた。
そんな世知辛い日々。現実逃避のために、新たな曼荼羅モチーフに着手する。もう色々、現実がしんどすぎて、帰宅→ワイン開ける→編み物しつつ、犬たちと戯れ飲む→夕飯を作る→飲みながら編み物、これの繰り返しである。ひたすらに編むことに没頭。何も考えたくない。くぅ。
この小さなモチーフを12枚作り、真ん中に大きなモチーフを作り、そして組み合わせる。もくもく、あみあみ。真ん中の大きなモチーフ、同じ糸と図案で編んでいるけど、編み針のサイズを大きいものにするだけでこんなにもサイズが変わってくるのだ。不思議だなぁ。
MANDALAモチーフなるものを発見したときは、違うじゃないの!曼荼羅とは?(真顔)と思ったのだけど。曼荼羅とは密教で生まれた絵で、仏様の世界や悟りの境地が描かれています。語源の「マンダラ」とは、もともとサンスクリット語で“まるいもの”という意味です。巷でささやかれているような「マンダラはサンスクリット語で本質や神髄」というよりも、単にシンボリックな図柄を表現しているようです。ほほぅ。参考にさせていただいたのはこちらの動画で、ものっすごく丁寧に説明されておられるので、英語だけど、動きをたどれば誰でもできると思う!
と、現実逃避をしても朝はくる。
考えても、考えても意味がわからん。しかもチャットて。いや、口頭で言われたら殴りかかっていたかもしれないのでチャットで良かったのかもしれぬ、と今になって思うが。それにしたって、オフィス業務未経験、トレーニング中、仕事量は私の10分の1。それで同じ額の給料とは?(真顔)てか、半年の勤務で3年間の雇用期間保障とは?(うちの場合は、5年目までは年間契約。10年契約を取るにはそれなりの評価と業績必至)
そんなことを考えつつ、新人の10倍量の仕事をしつつ、隙あらば編む。モチーフを編むメリットは、いつでもどこでも編める点である。この小さいモチーフは、手のひらサイズ(15センチ)で、大きいサイズは30センチくらい。以前、日本にいるオタ友に頂いた一反もめんの筆入れにかぎ針なぞをいれて持ち歩いている。
4月: 準備の月。
気がつけば4月である。何も考えずにモチーフを編み始めたゆえ、全体的にどんなブランケットにしてくか考えておらず、直感と勢いのみに任せて黙々と編む。時期的にアレルギーも酷い。どれくらい酷いかといえば、車にかぶる花粉。黄色っぷりが余裕で目視できるレベル。ストレスも溜まりに、溜まり、それに比例してモチーフはじゃんじゃん出来上がる。
ちょっと前に編んで放置していたピースと合わせることはできぬかと試行錯誤である。基本的に私はセンス皆無なのである。
仮ボスポジションの同僚については、その言動や仕事ぶりに常にイライラしていたため、私の怒りは頂点に達した。だが、大人なので、「こんな不公平で、意味不明な人事、及び賞与待遇は、聞いたことないし、チャットて!あんた、馬鹿にしてんのか!くそがぁぁぁ!」などとは口にせずモヤモヤ満載の日々である。すったもんだで、私は結局、うちのオフィスを統括する偉いオフィス、人事課、労働組合に案件を持ち込む。
幸いだったのは、上層部の方のボスが私に非常に同情的であり、見過ごすことはできぬ!という流れになり、事が段々と大事になってきた。ここで、「むぅん、平等のため、我が労働対価のために戦わねば」という意識と、膨大な量の陳情文書に証拠なぞの収集なぞ、手続きが異様に面倒なのと、日常の仕事量が半端ないので「めんどくせぇ。もうすごいめんどくせぇ」と投げ出したくなる気持ち。そのハザマに生きる日々なのであった。心のBGMは、ジグザグさんの復讐は正義である。
ご存知であろうか?喘息というのは、ストレス由来で発作が起こることも多々ある。胃酸過多が原因で起こることもある。アレルギー+胃潰瘍+ストレスが大爆発。大爆発で6年ぶり。発作を起こす→意識が飛ぶ→救急のトリプルコンボで数日の入院+2週間の療養。はぁ。
占いによると、「4月:新年度の始まりですが(いやアメリカは違うけど)気が抜けすぎたり、油断をし易い時期」別に油断していたわけではない。だがやられた。あと、4月は天候も糞であった。30℃越えの日が続いたと思えば、朝起きたら−1℃とか節度のない温度変動っぷりでもあった。故に体調を崩すのは当然といえば、当然であったのである。
最初の1週間は、ベッドを降りて、10歩ほどのトイレに行くだけでも息が切れ、咳のし過ぎで胸とかお腹とか筋肉痛。そんな具合だったので、編み物していなかったけど、体が起こせるようになってからは、Youtubeを流しっぱなしにしつつ、あみあみ。ちなみに写真で転がっているのは、まめではない。里帰りしていたまめの末娘、ミラちゃんである。
何故か数年ぶりにプロレス熱が復帰し、私のYoutubeは、V系、プロレス、お犬動画という結構なカオスぶりの履歴が並ぶ。どうでもいいけど、プロレスとV系に様々な共通点を見つけ、一人でにやにやしているので、そのうち、記事にいたしたい。
で。里帰りしていたまめの末娘、ミラちゃん。
いとこの家へいったきゃわゆい女の子なのであるが。いとこ家族が結婚式で遠方にいくため、1週間預かったのである。
ちなみに、結婚したいとこは、以前、ネタにした自分の父の遺灰をぶちまけてしまったうっかり八兵衛黒人版。 あのいとこである。ミラの飼い主の方のいとこってのは、この八兵衛の妹。八兵衛
八兵衛は現在、ケンタッキーで暮らしているのだが、何を考えてか、全米から人々の集まるケンタッキーダービー開催中に結婚式を行った。ダービー真っ最中で飛行機もホテルもバカ高い上に、とれないし、平日だし、ケンタッキーだし、仕事の関係で我々は出席できなかった。どっちにしろ、体調ガン崩しの私は行けるわけもないので、早くから欠席にしておいて良かったと思った。送られてきた写真には、ショッキングピンクの半ズボンに、ショッキングピンタキシード風のジャケットで花婿となった八兵衛が写っており、幸せになれよ(脱力)と思った。
仕事に戻ったら、糞同僚ではない方、別の上司により「昇進・昇給の書類一式を提出した。ただいま、審査中である」という旨を教えられ、上からの指導により、糞同僚はこの別ディレクターにより厳しく指導されることになり、態度も少しばかりマシになっていた。というかまぁ、2週間前に死にかけてる同僚(私)である。どんな糞でも、ある程度の気遣いはして然るべきなのである。
久々のガチのガチ発作は非常にやばかった。私は入院先のベッドより、オットへ「誕生日おめでとうやで……すまんな、病院で。もしかしたら私が祝える誕生日も最後かもしれん。すまん」などと言ってしまうほどに弱っていた。言うまでもない、オットは大層な鬱・錯乱状態へと突入である。今までならば、ステロイド服用すれば数日で回復していたのだが、今回は何故か、1週間過ぎてもヘロヘロのままであったので、加齢のせいか?と別のところでも落ち込んだ。
療養中も何も考えずに黙々と編んだ。だんだん、頭の中でブランケットの全体像のようなものが浮かんだ。療養中に大きなピーズを9枚制作。小さいピース+大きいピースの合体系のものを4枚。それをでかいモチーフで繋いで行くことにした。
はじめは、小さいピース+大きいピースの合体系のみを10枚ほど作り、つなぐと思っていたが、ダルくなったのだ。うむ。
そして、気がつけば4月は終わっていた。去年から毎日、ほそぼそと続けていたスペイン語のお勉強もサボってしまい、もうとにかく、やる気ねぇ、元気ねぇ、やってらんねぇ、みたいな気持ちになっていたので、このブランケットを編む!という謎の目標があって救われたのかもしれない。心のBGMはコドモドラゴン、この世界は終わりだ、である。
5月:幸運の月
5月である。再度、ゲッターズ占いによると、「5月:運が味方する月。力を差し切ることが何よりも重要。あなたの能力や魅力が評価されたり大きなチャンスが巡ってくる時期」
ケッ、チャンスも糞も、と投げやりな私であったが、嫌でも山積していた仕事をやらなくてはいけないわけで。まぁ、2週間休んでた分の仕事。もちろん、誰もカバー入れてなくて、糞よな。またな。新人はできないであろう。そらそうだ。しかし、仮ボスであるクソ同僚。それはどうなんだ?そんな惨状。取り敢えず、モチーフ大を編んで犬に巻き付けたりして心を癒した。
だ、もんで、せこせこと山積していた仕事をやってたら私の評価は上がったものの、それは運なのか?チャンスなのか?まぁ、そうかも知れんがそんな中、またも親族の死案件。
BBAのお年頃的に、そら人の死に目に合う機会は多くなって当然ではあるが、頻発すぎねぇか?!去年の11月、おじ(義母の兄)死去、今年1月、別のおじ(近所のおばの連れ合い)死去。生々しい葬式修羅場の話は延々と記事にも書いたが。で、今回は夫アルゴと同じ年のいとこ。もっといえば、去年の11月に亡くなったおじ(義母の兄)の最初の結婚相手との子供、である。
同じ年、幼い頃は一緒に育ったそんないとこの死は夫を盛大に打ちのめした。11月のおじのお葬式後には、我が家に数日滞在し、「夏にはまたこっちに遊びにくるよ」なんて言っていたのが半年前のこと。6ヶ月である。彼には心臓病の持病があり、幼い頃から大変な思いをしていた人だというのに。定期検診の帰り道。なんの問題もないね、大丈夫、と言われて数分後に発作が起きてそのまま目を開けなかったという。なんという皮肉。
夫は、日本式で考えると今年が大厄の年。普段はそんなもんはちぃっとも信じない私ではあるが、厄払いとかするべき?とちょっと考えた。ようやく、私の不具合からのドン鬱から抜け出せそうと思ったら、これである。そんなときに限って、夫は夫で日々の仕事が修羅場(生徒たちがそんな阿呆な!みたいな騒動を連続して起こしていた)
しかも、文章で説明するとややこしいのだけど。去年11月のおじのお葬式のとき。葬式の日は、いとこの結婚式で親族は全員、遠くにいた。で、5月のいとこのお葬式のとき。これもまた遠方でのいとこの結婚式で、親族は全員、遠方にいた。何、この結婚式⇔葬式の並び。こわ。
もっと切ないのは、亡くなった従兄弟は先妻の子供。現在の(とはいえ、35年とか連れ添っている)妻とその間に生まれた子供たち。あまり折り合いがよろしくなく。先妻はスパニッシュ系、現在の妻は白人。亡くなったおじは黒人という。
ちょっと説明せねばならないのと、これはすごく大雑把な言い方なのだが、多くの場合において、スパニッシュ系の人とブラックはソリが合わず、ブラックーホワイト間における差別の問題、そしてもちろんスパニッシュ系ー白人との差別の問題。そんな背景もあるため、長きに渡り、ここにもまたSoap Operaな物語があるわけなのだけど。
おじの死をきっかけに、亡くなった従兄弟(先妻の妻の子)と現妻の子どもたちは、「同じ人をパパに持つんだもん。これからは仲良くやっていこう」的な流れで、ぼちぼちと交流を始めていたのだ。なので我々的には、おじの死は悲しいけれど、こういった交流ができるようになったのは良かったと思っていた矢先だった。やるせない。
更に。いたたまれないのが、いとこの死の前日。現在の妻の子がふと思い立って、彼に電話をしたのだという。「周りの大人の言うままに、あなたにはなんの悪意もなく、憎しみもないというのに、俺はガキの頃から酷い態度だったと思う。心から謝罪したい」というような旨の会話をしたのだという。
実は、この現在の妻の子。いや、この人もまた夫の従兄弟なんだけど。文章にするとややこしいので、とりあえず、Bと呼ぼう。我々もおじの葬式のときに知ったのだけど。彼は現在、30代。17歳の頃、眼の前で親友が溺死したのを始まりに何故か、彼が大事だと思う人たちが次々に亡くなってしまっている。映画レベル。近しい友人が6人、彼女が2人、そして父親。亡くなった状況を聞くとそら酷い鬱、PTSD認定されるわ、というような状況。なので、このBの姿をみるのもしんどかった。
しかもタイミングが残酷すぎるのである。お葬式が母の日。先妻と亡くなった従兄弟は母一人、子一人で支え合って生きてきたので、母の日に息子を埋葬せねばならなくなった先妻は、見ていられなかった。更には、この先妻。亡き義母の10代の頃からの親友なのである。そもそもとても小さく、細い女性。そんな女性がやつれきって、フラフラなのである。でっかい夫が先妻を抱きしめて、二人で号泣する姿もまた見ていられないほどに痛々しかった。
色々、しんど過ぎて私もメンタルダメージがすんごかった。そしてその日は我々の10年目の入籍記念日だった。記念日どころではないし、もうなんだか色いろやりきれなくて、あともう、夫があまりにもメンタルをやられ、車の運転が無理で、運転がおっそろしく下手な私が大都会を運転するという恐ろしい状況まで生まれた。身も心もくたくたである。その後も夫が落ち着くまでに時間が必要であったし、先妻も心配だったのでこまめに連絡したり、そんな中でのクソOFクソな仕事である。
気がついたら6月になっていて。今ここ、である。そして、曼荼羅ブランケットは今、ここ。
と、ネットに書いてあったけど、まぁ、ほんと心の安定にはなっているのかもしれない。
ブランケットはついに最後のピースが終わり、現在、縁を編んでいる。
全部を繋いでみたら、ものすごく重くなっていたので、これがなかなかに面倒なのである。ついでに言うと、私の昇給・昇進についての書類一式は提出されたものの、人事課もまたクソ忙しいらしく、プロセスに時間がかかるとのこと。なので相変わらず仕事のクソのままではあるのだ。
ゲッターズ占いによると、6月は「大事なスタートのタイミング。今月始めたことは継続させること」そして、7月は「大切な人脈ができる時期。粘り強さも必要」らしい。ほほう。ちなみに、久々にNOTEをUPしてみたのは、これ↓みたからよ。ふふ。
ってことで、あまり時間が空きすぎないうちにまたなにか書けたらいいなと思っています。
終。