見出し画像

令和の今、私が観たい古畑任三郎を考えてみた

はじめに

はじめまして。こんにちは。
1989年(平成元年)に生まれ現在33歳の私ですが、自意識は1982年生まれの40歳として生きています。
主に90年代中期〜2000年代初期のありとあらゆるカルチャーを愛し没頭してきた私。
職場のリアル82年生まれの先輩と日々TKサウンドや居場所がなかったころのあゆについて語り明かす中、ふと古畑任三郎の話になりました。

「古畑任三郎を今の時代に観たいよう。今の令和の設定で観たいよう。」

とテンションが最高潮に達した私は、気づいたら自らペンを握り(という程のフリック入力)、第1シーズンとして12話+スペシャル版2話のプロットをものの1時間ほどで一気に書き上げていた。
「私結構文才あるかも…」と自分の才能に恐れ慄いているくらいには調子に乗っているので、勢いで公開します。
Twitterなどで既に同じようなことをしている方もいるかと思いますが、重複するような内容があったらごめんなさい。
また、特定の個人や団体名をそのまま、あるいはそれを想起させるような内容も含まれますが、素人の個人的な遊びということでご了承くださきませ。
そして推敲せず勢いに任せ一気に書いたため酷く乱文ですが、ご指摘頂ければブラッシュアップしますので何卒ご指導よろしくお願いします。

第一シーズン

堀北真希(俳優復帰作)「死者からの伝言」主婦
商社勤めの夫の言いなりとなりワンオペ育児や義両親の世話に疲弊する日々を送る中、夫の浮気が発覚。問い詰めるさ中で夫から暴力を振るわれ、身を守ろうとしたところ突き飛ばし殺してしまう。犯人に同情的な視点で描かれるエピソードであり、犯人のその後については第二シーズン以降も度々古畑が言及する。

上沼恵美子「喋りすぎた女」テレビショッピング会社社長
主婦層を中心に支持を集めるテレビショッピング企業の社長でありトーク力を活かし自ら番組でセールストークを繰り広げる。事件解決の手がかりとなる犯人にしか知ることのできない事実を思わず番組で口走ったことで古畑に勘づかれる。

風間俊介「殺しの青色申告」税理士
好青年風な印象を武器に案件を多数抱えメディアにも登壇する人気税理士だが、表の顔とは裏腹に専門知識を悪用し脱税幇助を重ねる。地味で口下手だが実直な同僚に悪事がばれ、告発されそうになったため殺害する。

黒木華・吉沢亮「殺しのシャンパンコール」派遣社員とホスト
マッチングアプリをきっかけに出会った2人だが、年下のホストの男(吉沢)に入れあげ全財産を注ぎ込み借金まで背負うことになった派遣OLによる殺害として、令和の世相を反映した一作。吉沢亮がホストクラブで赤い洗面器の男を話すシーンが描かれるものの、シャンパンコールに遮られてしまう。

芦田愛菜「放課後の殺人」都内名門高校女子高生
教育熱心な両親の期待を一身に受け、教師や大人達からも一目置かれる優等生だが、本性は人を殺める事への飽くなき感心に取り憑かれたサイコパス。物語の終盤、何とも身勝手な殺人理由を悪びれる事なく古畑に説明し、古畑からビンタされる。

田中圭「殺人生配信」YouTuber
訴訟を逃れるためスロバキアに移住したYouTuber。日本のYouTuberとのコラボと称してライブ配信をしている最中、コラボ相手であるYouTuberの殺人が生配信され一日で100万回再生を得る。田中がどのように殺人に関与したかを明らかにすることに重点を置いた一作。

のん「おら、完全犯罪するだ!」農家
祖父母との思い出が詰まった東北で農業を営むことに情熱を捧げるも、都会が田舎に負担を押し付ける社会構造、いつまでも進まない東北の復興、風評被害に苦しむ果てに、東京から来た電力会社幹部を殺してしまう。自首しようとするも、心温かく家族同然な村人が完全犯罪に協力することで偽りのアリバイを得る。村じゅうに聞き込みを行う古畑、今泉、西園寺が翻弄されてしまう。

渡辺謙「殺しのSWOT分析」外資系投資銀行日本法人社長
欧州新エネルギー政策の超大型投資案件の獲得を目前に、人気若手女性アナウンサーをはじめ、未成年含む倫理上問題のある多数の女性との浮名、不倫、ダブル不倫などが報道される予定である事を知り、週刊誌記者と一悶着の末殺害。古畑は渡辺の優秀な秘書(中村アン)を通じて、渡辺の周辺情報を易々と入手していく。

長澤まさみ「哀しきおもてなし」政治家妻
義父に元総理大臣(岩城滉一)、人気俳優の義兄(小泉孝太郎)、そして夫は人気・知名度共にナンバーワンである若き農林水産大臣の夫(眞島秀和)を持つ、元国民的キャスター。夫が近い将来総理大臣に就任しファーストレディになるためには手段を選ばず暗躍する中で、大規模な投票獲得が見込める新興宗教を母体とした支援団体との選挙法違反に値する交友が義兄(小泉孝太郎)に咎められる。立場が悪くなる事を恐れ、事故に見せかけ義兄を殺害する。

タモリ「血に塗れた断層」地質学者
古畑の高校時代の旧友であり、九州大学地質学研究所にて火山地質学の研究を行う。
学問への直向きな情熱と好奇心のままに研究を重ね、50年以上をかけ遂に世紀の発見を行うが、その成果を軽薄な若手研究者(佐藤健)に奪われた挙句、発見を踏み躙られたために殺害する。物語の終盤、マグマによる失明でかけているサングラス越しに流す一筋の涙と「火山層のように一層、一層、馬鹿みたいに同じ事をやって積み重ねてきたんだよ。俺は。なぁ古畑?わかってくれるか?」というシーンに全ての団塊ジュニアより上の世代が涙した。

香川照之「殺人談合」大手広告代理店幹部
東京五輪における談合事件をモチーフに、舞台を万博に移した政治風刺的な一作。実際の新宿都庁の一角を貸し切り撮影された。組織委員会の役員に名を連ねる大手広告代理店・電博堂のソーシャルメディア局長である香川は、同じく組織委員会の一員である複数の企業幹部と共謀し、自社に莫大な利益がもたらされるよう談合を図る。しかし公正取引委員会の職員(吉岡秀隆)が告発の準備を進めていることを知り殺害する。メディアによる情報操作と巨大企業による圧力が事実を歪ませ、一般市民の生活を搾取しているかを風刺する。

スペシャル版・市川團十郎白猿「完全犯罪でございまする」歌舞伎俳優
一般社会からはかけ離れた、個よりも伝統や家柄を重んじる特殊社会・梨園を舞台とし本人役を演じる歌舞伎俳優が多数出演。松竹座が完全バックアップ。襲名前の10代に行ったドラッグパーティーの写真を餌に、関東連合に所属する当時の悪友から譲りをかけられる團十郎白猿。名門・成田屋の存続をも揺るがすゆすりを受け、團十郎は完全犯罪を目論みる。

スペシャル版・大谷翔平「殺人二刀流」メジャーリーガー(本人役)
WBC決勝が始まる一時間前、日本の至宝・大谷は、幼馴染をレイプし自殺未遂に追い込んだ真犯人とロッカールームで対峙していた。自供をしなければ告訴すると真犯人に告げた大谷であったが、ネット上に動画をばら撒くとゆすりをかけられた事で真犯人を抹消する事を決意する。
最大の見せ場はどのように大谷が殺人を実行したかその手法を明らかにする事だが、163キロの速球を急所にあて気絶させた後に、150メートルも離れた場所から放ったバッティングを再び急所に命中させるという唯一無二な殺人手法に、視聴者からは賛否両論が巻き起こるフィナーレとなった。


国民の英雄、大谷選手の殺人の動機が思い浮かばなすぎて一番苦戦した…。
お気に入りは、芦田先輩、のん、タモリ。
第2シーズンも現在キャスティングから実施中、近日中に公開予定です☆

#古畑任三郎 #シナリオ #脚本 #三谷幸喜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?