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どうして東京に行くことにしたんだっけと考える@実家

私が高校生の頃東京に行きたくてたまらなかった。
東京しかないと思っていた。だからひたすら東京の大学を探したし、
実際に何度も東京に足を運んだ。母方の祖父母の家が東京にあったこともあり、東京への親近感があった。いつか絶対東京に行くんだと思った。

今、地方にある地元に帰ってきている。本当に居心地が良くてもうすでに帰りたくなっている。いつもは作業に集中できず、ボーとしている時間も、もうお風呂に入ることも終えて作業に取り組んでいる。本当に居心地がいい。

本当に東京に行く必要があったのか。
よく考える。

高校生のとき、東京に行きたかったのは親の小言から逃げたいという理由や東京なら何かを成し遂げられるかもしれない、東京なら素晴らしい人に出会えるかもしれない、東京なら自分の好きな美術や映画に多く触れられるという理由などがあったからである。今思えば大した理由ではない。

実際東京に住んでみて思うことは、東京は本当に煩わしいということである。どこに行っても人混みばかりで本当に汚い。綺麗で人の少ないところをわざわざ探さなくてはいけない。自分は都会に合っていないと感じる。人が多いところが無理なのだ。

ただ自分の思い描いていた東京は全てが間違っていたのではない。
テレビでみたことのある人に至近距離で会えるし、成功者に会う機会がゴロゴロ転がっている。おいしいものもたくさんあるし、心を豊かにする芸術施設もたくさんある。飽き性の私を飽きさせない。

ただ、急速に進化している都会の中で怠けてしまうことは多々あると感じる。自分は成長できていなくても東京にいるというだけで満足してしまうことが多くあると感じる。危機感を感じにくいというか…。

大学に入ったのも、それも東京の大学に入ったのもどうしてなのか。いつもメリットはなんだろうと考えてしまう。美術館の割引だろうか。ステータスだろうか。

東京の大学には、有名大学をでた教授が教えているし、イベントも充実している。機会がゴロゴロ転がっている。ただ、その状況があたりまえだと思うと、何もうまく活用できないまま卒業してしまう。ただ、どの大学にいてもできたようなことで終わってしまうのは勿体無いと思う。

チャンスをものにしたいし、東京で遊ぶだけの4年間にはしたくないなと思う。
それなら地元にずっと住んでたまに東京に遊びに行けばいいのだから。

でも住むことに関しては地元のような穏やかな場所がいい。
社会人になったら地方の広いマンションに住みたいかも。
それか一軒家。そこでゆったり過ごしながら、勤務は東京へという選択肢も最近はアリかもと思えてきた。

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