~DV彼氏の言いなりの日々①~
段々と≪Dに怒られないため≫生活をするようになり、D中心の生活が続きました。私って北海道に勉強するために来たんだよな…と思いながら…
昔から友達の前ではおちゃらけたキャラであほなことばかりしていた私は【相談する】ということができませんでした。したこともありませんでした。なので、このこともずっと一人で抱えていました。
そんなある日、Dがこんなことを言ってきました。
「勉強つまらないし、先生達嫌いだし、そもそも来たくて来たわけじゃないから学校辞める」
そのことをきいたとき私は、学校ってそう簡単にやめるものなの?と思いました。
「親には言ったの?」
「お母さんに軽く話している」
そこでお母さんにDは電話で報告するのです。
するとDのお母さんはDに向かってこう言いました。
「Dのことだからそうかと思ってたよ。わかったよ。」
えーーーー????それだけ???親やば!
驚きました。話を聞いていくと、昔からDの親はほぼDのいうことを聞いていたようです。自分の思う通りに親も動いて思う通りに人生をここまで過ごしてきたんだなと思いました。
更にDは続けてこう言います。
「俺だけ学校辞めるのはいや、たままも学校辞めて一緒に働こう。」
一瞬、時が止まりました。
それは無理です。入学金、前期後期の授業料を両親が一生懸命働いて出してくれています。そして一人暮らしの費用も。それに私は勉強がしたかった。勉強は嫌いではありません。
そして私は兄と姉がとても自慢の存在です。高校までは兄と姉とほぼ同じ道を歩んできました。同じ高校に入り兄や姉ほど良い成績ではなかったですが、自分なりに頑張りました。
4人兄弟の3番目なので、私は妹がいます。
妹にとって自慢の姉でいたいという思いも強く学校辞めるなんて考えたこともありませんでした。
なのでそこはDに「絶対に無理。」と言いました。
するとDは、「俺だけ仕事して、たままは学校行くなんて何が学校で起こるかわからないし、無理。たままも辞めよう。」と言ってきました。
Dが学校で何が起こるかわからないと言っているのは監視をしたいということです。
そう考えるのにはDには理由がありました。
専門学校に入った当初、私の同じ科の男子を通して違う科の男子と知り合いました。
映画の話で盛り上がり、俺の家で見ようよ!と言われ、田舎から出てきた私は何も警戒せず、映画見て家で騒ぐなんて大学生っぽくていいな!と思いのこのこと彼の家に遊びに行きました。
私は軽い気持ちでしたが、その男の子は私が彼に気が合ってきてくれたと思ったらしく襲ってきました。拒否はしましたが、そんなヒヤッとする思いをしたことがありました。なぜかわかりませんが、Dがそのことをしっていたらしく、俺が見ていないと襲われると警戒していたようです。
だから俺のいない学校に一人で行くなんて無理。
↓
でも俺は勉強はしたくないし、学校がつまらない
私だけいい成績で学校で大事にされているのが気に食わない
↓
それなら俺も、たままも学校辞めたら一番いい
と思ったようです。意味不明ですよね。
その男の子と遊んだのも、バイト先の先輩と付き合う前、Dのことはクラスメイトとしか思っていなかった時期です。
そのことを掘り起こして詰めてくるのっておかしいですよね。
でもなぜかこの時の私は、その男の子と遊んだこと重大な罪を犯したような気持になり、Dのいうとおりにしなければと思ってしまいました。
その次の日からDは学校に行くのをやめました。朝も起きずに寝ています。
私だけ学校に行く日が何度か続きました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?