驚いたこと 考え方の違い②
以前、外国人同級生との考え方の違いについて投稿(こちら)しましたが、育ってきた国・地域や話す言語が違うと考え方に違いが出るのはわかりやすく、想定の範囲かなと思います。
ですが、当然ながら同じ日本生まれ日本育ちであっても、考え方は様々です。
特に、就職・転職・結婚・子育てなどの人生の大きな転換点となると、考え方の違いが浮きだってきます。
夫のMBA留学の際の妻側の決断としては、帯同するか?帯同した先で何をして過ごすか?キャンパスチェンジに帯同するか?いつ帰国するか?など、考えることがたくさんあります。
(*INSEADはフランスとシンガポールにキャンパスがあり、学期の変わり目でキャンパスを変更することができます。)
私たち夫婦の考え方としては、できる限り家族は一緒に過ごしたい・特別な経験を一緒に楽しみたい・お互いのやりたいことや考えを尊重したい・相手に無理はさせたくない・・・といった感じです。MBA留学をとおして、日々の会話や決断の際の話し合いの中でなんとなくわかってきた価値観であり、これが絶対的なものではないとわかっていますが、自分たち自身では納得しています。
思い返してみると、帯同するために会社を退職したとき(帯同がなくても退職・転職したかったのですがw)、上司に「帯同した先で何をするの?」と聞かれ、“何をするか決めていないといけないの?”と心の中で思ったものの、何か言わなきゃと「現地で語学学校に通ったり、現地のヨガスクールに通ったりしようかと・・・(少し嘘)」と答えました。上司に悪気はないのですが、どうやって過ごしていこうか不安やモヤモヤがあるときにこんな風に聞かれると、“何も決めていないのはやばいのかな?無責任でふらふらしてるって思われるかな?”と不安になりました。私が周りの目を気にしなきゃいいだけなのですが・・・。他にも、「10か月なら日本にいたら?」という先輩もいました。
また、友人に夫より先に帰国しようかと考えていると話すと、「何するために帰るの?」と聞かれ、“先に帰る=夫を残して帰る自己中心的な妻 と思われているのかな?”と思ってしまい「夫はキャンパスチェンジが2回あって移動が多く、希望している会社の採用がスタートしたから、私は先に日本に帰って働く・・・(少し嘘)」と答えました。
どの決断をするときにも、自分と違う考え方の人からは「どうして?」と質問され、それが私にとっては批判のように感じ、心が締め付けられる思いでした。なぜなら、私自身も悩んだ末の決断であり、何を選んでも100%納得ではないからです。
周りにどう思われようと関係ない!という強いメンタルを築くことが理想ですが、なかなか難しいことです。
私が今後、友人からこういった人生の決断について話してもらったときには、自分の考え方とは違ったり理解できないことだったとしても、「考えて決めたことならそれが一番だよ!good luck!」と背中を押してあげたいと思います☺