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渡仏準備・ビザの申請

今回は、私が渡仏前に苦労したビザの申請について書きます!
私がかなり苦労した思い出の記録という観点と、今後MBA帯同でフランスのビザ申請をする方の参考になればと思い、投稿します☆
申請の流れはこんな↓感じでシンプルです。

フランス大使館のHPをみて必要な書類を準備→大使館HPから提出日を予約→大使館@広尾に訪問して手続き→ビザが掲載されたパスポートが郵送返却されれば完了 

ただ!必要書類がなかなかわかりにくい&用意に時間がかかるのです。
※内容は随時変更があるようなので、必ず大使館HPをご確認ください!※

①   ビザの種類

フランスのビザの種類はいくつかありますが、MBA留学している夫(学生ビザ)に帯同する場合、「ビジタービザ」に該当します。私が渡仏した2022年夏は、コロナの影響でビジタービザの申請ができる事由が限られており、たとえばワーキングホリデーのためのビジタービザ取得は不可でした。私はビジタービザではありましたが、家族帯同という理由だったので申請が可能でした。
※海外駐在する配偶者に帯同する場合、フランス人の配偶者と結婚する場合など、家族帯同にも色々ありますが、MBA留学する配偶者への帯同についてしかわからないのでご注意ください!※

②   必要な書類

書類はすべて英語orフランス語で記載・翻訳が必要です。 

・申請書
大使館HPからダウンロードして手書きするか、大使館HPでアカウントを作成すると、オンライン上で項目に回答することで申請書を完成させることができます(印刷してもっていく)。
基本的に迷うことはないですが、渡仏理由はfamily reunion?Private?など微妙に迷うところがありました。私の場合、書類を大使館に提出しに行ったときに、「ここにも☑入れて」と教えてもらえたので、その場で修正できる範囲であれば、そこまで神経質にならなくても大丈夫そうです。
 
・日本での社会的立場を証明する書類
例えば会社を休職して渡仏する場合は、会社に休職証明書を発行してもらうようです(もちろん英語orフランス語><)。
私の場合は退職しており、何も発行してもらえるものがなく、そういった場合は自分で書類を作成します。Wordで「私は2022年3月に退職しており、今は仕事についておらずフランスでも仕事はしない。」ということをフランス語で記載したものを提出しました。
 
・フランスでの住居を証明する書類
賃貸であれば、賃貸借契約書が該当します。
第三者に住居を提供してもらう場合は、第三者に「有償or無償でどれくらいの期間住居を提供するのか」を記載した書類を作成してもらいます。加えて、第三者の賃貸借契約書と1か月以上住んでいる場合は家賃領収書も必要です。
私は、夫名義での賃貸だったため、後者に該当し、フランス語でこの書類を作成し夫に直筆サインをしてもらいました(私が書類作成しメールでファイル送信→夫がiPadペンシルでサインしたものをPDFして送ってもらう)。1か月未満しか住んでいなかったので、家賃の領収書はまだない旨も書類に記載しました。
 
・経済状況を証明する書類
銀行口座の残高証明書が必要です。私が開設している銀行口座の場合、英文の残高証明書をオンライン上で請求でき、1週間後には自宅に郵送で届きました。手続き代金は、たしか550円くらいだったと思います。
 
・フランスでの滞在期間で有効な海外医療保険
現地の保険会社で医療保険に加入し、その証券を提出します。
 

~ここからは大使館HPには書いていなかったもの~
下記のものは、大使館HPには記載がなかったのですが、過去にビジタービザを取得された方のブログや、ビザ申請書類の翻訳をしている業者のHPには記載がありました。よくわからなかったので、大使館にメールで問い合わせを行い必要とのことだったので提出しました。ここら辺が怖かったです・・。
 
・フランス滞在の動機書
フォーム等はないので、自分で用意する必要があります。私の場合は、夫が海外MBAに留学しているので帯同する(ビジタービザは労働不可なので、働く意思がないこともアピール)旨フランス語で記載しました。
 
・労働しないことの誓約書
大使館に必要なのかメールで問い合わせたところ、PDFのフォームが送られてきました。印刷して日付とサインをするだけなので簡単です!私調べではHPに載っていなかったので、「どこに掲載されているのですか?」と大使館に重ねて聞いてみたのですが返信がありませんでした。ちなみに、大使館へのビザ関連の問い合わせは電話は不可、メールのみ(HPには書いていないことのみ回答がくる)です。
 
・アポスティーユ付きの戸籍謄本
アポスティーユとは、自治体が発行した書類に対して外務省がお墨付きをつける、というようなイメージです。戸籍謄本を自治体から取り寄せた後、外務省に申請書とともに郵送すると、1週間ほどでアポスティーユという紙がついた戸籍謄本が返送されます。申請方法は、「アポスティーユ」と調べると外務省のHPがヒットし、それに従えば簡単です。
そのあと、さらにフランス語への翻訳が必要です。これは大使館が法廷翻訳業者を推奨しており、ネットに一覧がありますのでその業者にお願いしました。
業者での作業時間は業者ごとだと思いますが、1週間くらいという印象です。金額もだいたい4,000~5,000円くらいです。
完成させるのに時間がかかるので、この書類は早めの着手が大切です。
 
 
外部から書類を取り寄せる必要があったり、翻訳しなくてはならなかったり、準備開始は早いに越したことはないです!私はフランス語がまったくできないので、フランス語で作成する書類に関してはネットで見つけた過去のビザ申請者の方の書類を参考にGoogle翻訳を駆使しましたが、自信がなかったので、母の知り合いのフランス語講師の先生に添削をお願いしました。やっぱりGoogle翻訳では不十分なところが多いので、添削をお願いして本当に良かったと感謝しています。法廷翻訳業者以外でも、ビザ申請書類をチェックしてくれる業者があるようなので、そういったものを利用すると私のような小心者の方は安心だと思います。
 

③   大使館の訪問予約

大使館HPから訪問予約ができます。私が初めてこのページを開いたのは7月の2週目でしたが、直近で予約が取れたのは8/29でした💦これはいくらなんでも遅い・・・と焦りましたが、訪問枠はキャンセルが出て空いたり、増枠されたりするようで、定期的に見ていると、突然7月の枠が空いていたりします。私は、結局7/22の予約が取れて、書類も間に合ったので、この日に提出しました。

④   発行までの期間

私は8/2に自宅にパスポートが返送されました。思ったより早かったですが、夏の時期は申請が込み合っているから1か月かかることもある、という説明を受けたので、本来は早めに準備しておくべきだなと感じました。
 

こんな感じで、わからないことだらけで、申請できるまではヒヤヒヤしました。もし書類に不足があった場合は、申請後にそろえて郵送するようになるみたいです(私の前に手続していた親子は、保険証券なし・戸籍謄本なしで、後で郵送するように言われていました。)。書類がそろわないと申請が開始されないので、希望していた取得時期が遅れてしまう可能性がありますが、また一から訪問予約・・・ということではないようでした。ちなみに、不要な書類は返却されます。

初めてのビザ申請、まさかこんなに大変だとは思わず。時差もあり経験者の夫に助けを求めることもあまりできずでしたが、いろいろな人の手を借りてどうにかなりました!良い経験になりました・・・。


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