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驚いたこと 優しいフランス人

よく、”フランス人は愛想がない”とか、”フランス語が分からない人には冷たい”と言われがちで、フランスに来る前は私もおびえていました😢

パリのような大都会ではなく郊外に住んでいるからかもしれませんが、私の場合はそんな風に感じたことはなく、むしろ親切なんじゃないかと思います。

例えば・・・

・ケーキ屋さんを出る時、両手がふさがっていたら、お客さん(おばさん)がニコニコしながらドアを開けに来てくれた。

・フォンテーヌブロー城を観光して説明書きを読みながら、母と「petit chambre」ってなんだっけ?と言っていたら、通りすがりの男性が「ちっちゃいへや」と教えてくれた。

・ケーキ屋さんの外からケーキを覗いていたら、店から出てきたお客さん(おじさん)が、「このケーキが美味しいよ」と、おすすめを教えてくれた。

・八百屋さんで現金支払い時、どのコインを出したらいいかわからなかったら、店員さんが私の財布の中を見て、コインを出すのを手伝ってくれた。

・スーパーのセルフレジでカードが反応しなかったら、店員さんが脇でごしごしカードを綺麗にしてくれた(きれいにしたから再チャレンジしてみな、と言われた)w

たしかに、レジは長蛇の列ができていてものんびり対応するし、郵便局はなかなか手紙を届けてくれないし、スーパーは閉店時間前でも掃除を始めるし、日本のようにお客様第一のサービスをしている感じはしません。

 でも、道行く人は心に余裕がある人が多いのか、すれ違いざまに目があえばにこっとしてくれたり、どんなにスピードを出している車も歩行者がいれば止まってくれるし、ベビーカーや重い荷物を運んでいると助けてくれます。お店に入るときには必ず「Bonjour!」、出る時は「Au revoir!」と挨拶するのも素敵な文化です。

 日本は便利で暮らしやすいし、手続き関連の対応はスピーディーですが、街中で歩く人々のスピードは速くぶつかっても会釈程度、通勤電車内はどんよりした雰囲気があります。 

フランスに来て、もうちょっと手を抜いて生きてみても大丈夫なんじゃないか?と思うようになりました。完璧にタスクをこなしていくことより、みんながイライラせずにゆったり暮らせることの方が幸せなのかなと。このマインドで日本でやっていけるのかはわかりませんが・・・(笑) 

フランス語の「C’est la vie.(セラビ)」とは、「それが人生」。
良いことがあったら「生きててよかった!これぞ人生!」、嫌なことがあったら「最悪!ま、人生こんなこともあるよね。それが人生ってもん!」という精神を大事にしたいです。

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