シリーズ「霊の中に生きる」 No.9人の霊(10)①
シリーズ「霊の中に生きる」 No.9
人の霊(10)①
●聖書の最高の教えは『霊の中に生きる』ことです。
シリーズ「霊によって生きる」の第十回目です。
今回も「人の霊」について扱います。
今日はその第1回目です。
べレーシート
イェシュアが復活された日に「いのちを与える御霊」となられました。しかし、その時に語らなかったことがあります。
それは、「いのちを与える御霊」となられたイェシュアが、人の霊の中に入られたという事実です。
イェシュアが「人の霊」の中に入ることによって、人の霊を回復されただけでなく、そこに御霊として入ったことで、人を「新しく造られた」者(「新創造」New Creature)とされたという事実です。
シリーズ「霊の中に生きる」では、この事実がどんなに大きなことであったかをランダムに取り上げながら、今回10回目を迎えています。
そして今回は、人の霊が天の御座とつながることによって天と地がつながり、神が本来ご計画し意図した創造の目的が成就しつつあること、かつ、何によっても、誰によっても、決して妨げられることのない圧倒的な勝利者として安息の中に生きることが出来るということを分かち合いたいと思います。
神の前においては二人の人間しか存在しません。
その二人の人間とは、「最初のアダム」(第一の人)と「最後のアダム」(第二の人)です。
第一の人とは神によって造られた最初の人・アダムです。
第二の人は神の御子イェシュアです。
この二人の中にすべての人間が括られます。
イェシュアの贖いは、私たちを「最初のアダム」から「最後のアダム」に包括的に移し替えてくださいました。
そのためにはイェシュアが受肉し、三十三年半の間、罪なき生涯を送られ、受難と死によって「最初のアダム」の罪と呪いを十字架上で終結させてくださいました。
そのあと葬られ、三日目に死からよみがえり、「いのちを与える御霊」となって人の霊の中に入ってくださいました。
そのことによって私たちを新しく造られた者としてくださいましたが、これらの一連の贖いの出来事なしには神のご計画は実現されません。
今回は、私たちが霊の中に生きることによって、初めて「天と地」がつながるという話をしたいと思います。
先ず下図をご覧ください。