シリーズ「霊の中に生きる」 No.4人の霊(4) ⑤
「乳と蜜の流れる地」
●聖書の最高の教えは、
「霊の中で生きる」ことです。
3.
「乳と蜜の流れる地」はキリスト
「乳と蜜の流れる地」―何とすばらしい表現でしょうか。
この詩的な表現はだれが考えたのでしょうか。
その発案者は神ご自身です。😄
旧約で20回ほど使われていますが、その初出箇所は、主がモーセをホレブ山で召した時に言われました。
↓
「わたしが下って来たのは、エジプトの手から彼らを救い出し、その地から、広く良い地、乳と蜜の流れる地に、カナン人、ヒッタイト人、アモリ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人のいる場所に、彼らを導き上るためである」。
(出 3:8)
モーセの死後、その従者のヨシュアが、新しい世代を引き連れてヨルダン河を渡り、カナンの地に入って行ってその地を嗣業とする物語が「ヨシュア記」です。
神が約束された「良い地」である「乳と蜜の流れる地」について、より詳しく見ていきたいと思います。
それらはすべて、キリストのことを啓示しているのです。申命記からこの地について考えてみたいと思います。
そのことを話す前に、パウロが御子キリストについて語っていることを読みましょう。
【新改訳2017】
コロサイ人への手紙1章15~17節
御子は、見えない神のかたちであり、すべての造られたものより先に生まれた方です。なぜなら、天と地にあるすべてのものは、見えるものも見えないものも、王座であれ主権であれ、支配であれ権威であれ、御子にあって造られたからです。
万物は御子によって造られ、
御子のために造られました。
御子は万物に先立って存在し、
万物は御子にあって成り立っています。
●イェシュア自身が「聖書は、わたしについて証ししているものです」(ヨハネ5:39)と言っている通り、この視点は聖書を読む上でとても大切です。そのことを踏まえながら、以下のみことばを読んでください。
【新改訳2017】
申命記8章7~9節
あなたの神、【主】があなたを良い地に導き入れようとしておられるからである。
そこは、谷間と山に湧き出る水の流れや、泉と深い淵のある地、 小麦、大麦、ぶどう、いちじく、ざくろのある地、オリーブ油と蜜のある地である。
そこは、あなたが不自由なくパンを食べ、何一つ足りないものがない地であり、そこの石は鉄で、その山々からは銅を掘り出すことのできる地である。