『日本の残されし民より未来の全人類(選ばれし民)へ』 シリーズ『出エジプト記』に読む神のご計画 第ニ章 ①
『日本の残されし民より未来の全人類(選ばれし民)へ』 シリーズ『出エジプト記』に読む神のご計画 第ニ章 ①
2:1 さて、レビの家のひとりの人が行ってレビの娘をめとった。
2:2 女はみごもって、男の子を産んだが、その麗しいのを見て、三月のあいだ隠していた。
2:3 しかし、もう隠しきれなくなったので、パピルスで編んだかごを取り、それにアスファルトと樹脂とを塗って、子をその中に入れ、これをナイル川の岸の葦の中においた。
出エジプト記2章1節〜3節
はじめに
出エジプト記における最も重要な人物、それはモーセです。そのモーセの系図をまず頭に入れるところから始めたいと思います。
系図は、「新聖書辞典」(いのちのことば社)より引用。
![](https://assets.st-note.com/img/1681932380556-yaFJB3uaZt.png)
系図を見ると分かるように、モーセはヤコブの子レビから四世代目に当たります。そして、姉ミリヤム、兄アロンの弟です。
モーセの誕生からミデヤンの地に逃れるまでの40年間についての資料は、使徒の働き7章22~29節、およびヘブル人への手紙11章23~27節に見ることができます。
モーセの生涯はとてもわかりやすく、最初のエジプトでの40年間、ミデヤンでの40年間、そしてエジプトから民を救い出して荒野をさまよう40年間を過ごし、120歳でモアブのピスガにおいてその生涯を閉じます。
(申命記34:1~7参照)。
1.
モーセの誕生と特徴
「モーセ」、ヘブル語では「モーシェ」(מֹשֶׁה)、エジプトの王の娘が「水の中から私が引き出した」ことから、その名がついたとされます。
「引き出す」は「マーシャー」(מָשָׁה)。
![](https://assets.st-note.com/img/1681932427043-92l7ruD0Jg.png)
『かわいい(神秘的な)モーセ』
モーセについての際立った特徴は「かわいさ」です。ヘブル語では単に「トーヴ」(טוֹב)ですが、これがギリシャ語に翻訳されると「アステイオス」( ἀστεῖος)という語になります。
新約で2回しか使われていない(使徒7:20, ヘブル11:23)ことばですが、いずれも、生まれたときのモーセのことを表現するのに使われています。
この「アステイオス」とは都会的センスのある上品な美しさを意味することばです。
尋常ではない、普通ではない、並ではない、英語ではno ordinary childと訳されています。
モーセにしか使われていないことばということが驚きです。
ヘブル人への手紙11章23節では、
両親が
(1)その子の美しいのを見たから。
(新改訳、フランシスコ会訳、新共同訳)
(2)子供のうるわしいのを見たから
(口語訳)
(3)その赤子の愛らしさを見て
(柳生訳)
(4)その子どもが非常に美しかったのを彼らが見たから
(詳訳聖書)
(5)その子(の顔立ち)が上品であると見たから(エマオ訳)
(6)神の目にかなった子どもであったから
(尾山訳)
(7)優秀な子供が授けられたことを知ったから (LB訳)
と、「アステイオス」( ἀστεῖος)を訳しています。
聖書がわざわざそのように記しているのですから、尋常ではなかったのだと思われます。
モーセの両親は自分たちの子であるこのモーセのかわいらしさの中に、特別な神からのサインを感じたのかもしれません。
また、no ordinary child であったがゆえに、エジプトの王女は自分の子として養育しようと思ったのかも知れません。
皮肉にも、男児殺害を命じたエジプトの王の娘の子として、しかも本当の母親によって乳が与えられ、やがては王宮の中で育てられていくことになります。
これは神の不思議な計らいとしか言いようがありません。
モーセは「エジプト人のあらゆる学問を教え込まれ、ことばにもわざにも力がありました」と記されています(使徒7:22)。
姿かたちだけでなく、王となるべき者にふさわしい最高の学問と教養を身につけさせられた「アステイオス」 ἀστεῖοςな人物なのです。
神は後にこのようなモーゼを使い、エジプトで奴隷の苦しみに叫びをあげていたイスラエルの民をご自身の民族、ご自身の軍団としてエジプトへと贖い出だし、約束の地、乳と蜜の流れる[ただ一つの地]カナンへと導き入れる解放者として遣わすのです。
しかし、その為にモーセは神によるご訓練、多くの試みを得ることになります。
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これが大事です。
シリーズ「霊の中に生きる」 No.3人の霊(3)⑤|御国の福音|note
神に選ばれし人は神の訓練、神の試みを得て
モーセのように、[神の人]としてメタモルフェ(変貌化体)していくのです。
自分自身の霊に神の油(生命を与える御霊)注がれ、神と顔と顔を合わせて物語りをし、神の御心を明かされ、神の御思いに生かされる『神の人』としてメタモルフェ(変貌化体)していくのです。
これは神の御霊の働きと特別なる恩寵によります。