シリーズ「霊の中に生きる」 No.18
人の救い②

シリーズ「霊の中に生きる」 No.18
人の救い②

●聖書の最高の教えは『霊の中に生きる』ことです。

シリーズ「霊の中に生きる」も第18回目
「人の救い」についてまで来ております。

今回はその『人の救い』の第2回目です。

人の救い - 牧師の書斎

2023.10.1~8 The 2nd Celebrate Sukkot

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神の救いとは、私たちの「霊」から始まり、それによって「たましい」が造り変えられ、最終的にはキリストの再臨によって朽ちることのない「からだ」へと変貌することです。

この神秘な出来事のすべては「人の霊」から始まります。

  1. すべては「人の霊」から始まる

人の救いはすべて「人の霊」から始まります。

そのことに目が開かれたら、必ずやキリストの贖いの理解も一層明確に開かれることを経験します。

神である主が人を造られる時、大地のちりで人を形造り、その鼻に「いのちの息」(ニシュマット・ハッイーム: נִשְׁמַת חַיִּים )を吹き込まれたことで、人は「生きるもの」(ネフェシュ・ハッヤー: נֶפֶשׁ חַיָּה)となりました。

「生きるもの」とは「たましいとからだ」(=肉)にいのちが与えられたことを意味しています。

人が他の生きもの(獣等)と異なる点は、神と交わる機能を持つ「霊」が神によって吹き込まれたということです。

それゆえ、人は「霊とたましいとからだ」の三つの部分から成っているのです。

あなたがたの霊と心とからだとを完全に守って、わたしたちの主イエス・キリストの来臨のときに、責められるところのない者にして下さるように。

(Ⅰテサロニケ5:23)

神と交わる機能が「霊」の部分です。最初の人であるアダムは、エデンの園で百年は過ごしていたと考えられます(創5:3では「セツが生まれるまでが、130歳」と記されています)。

ところが、人の存在とその目的に妬みを抱いた御使いのかしらが「蛇」に受肉して、狡猾にも人をだまし、神との交わりの器官である人の霊を機能不全に陥れました。

しかし神である主は、人の霊の機能を回復するために、神のかたちである御子を人として受肉させました。

1:14 そして言は肉体となり、わたしたちのうちに幕屋を張った。わたしたちはその栄光を見た。それは父のひとり子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた。

(ヨハネによる福音書1章14節)

人となられた御子イェシュアは30歳になって公生涯を始めた際、洗礼によってすべての人を取り込んで、最初のアダムが犯した罪とのろいを十字架の上で終わらせてくださいました。

そればかりか、三日目に死からよみがえり、「いのちを与える御霊」となって人の中に入り、人の霊を回復してその中にともに住んでくださったのです。

今も、住んでおられるのです。私たちのど真ん中にに!「内なる霊の火」となって。

内なる霊の火


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