シリーズ「霊の中に生きる」 No.4人の霊(4) ⑮


人の霊(4) - 牧師の書斎


聖書の最高の教えは、
「霊の中で生きる」ことです。

日本列島の朝焼け

【新改訳2017】

ヨハネの福音書5章6節~9節

6

イエスは彼が横になっているのを見て、すでに長い間そうしていることを知ると、彼に言われた。「良くなりたいか。」


7

病人は答えた。「主よ。水がかき回されたとき、池の中に入れてくれる人がいません。

行きかけると、ほかの人が先に下りて行きます。」
8 イエスは彼に言われた。「起きて床を取り上げ、歩きなさい。」


9

すると、すぐにその人は治って、床を取り上げて歩き出した。


(3)「歩きなさい」は「歩く」(「ハーラフ」הָלַךְ)の現在命令形。信仰による新しい歩みを促すことばです。

イェシュアのことばに信仰をもって従うなら神の奇蹟が起こります。

「床」は死をイメージさせます。

「床を取り上げる」とは新しいいのちにあずかり続けるために、古きものを自発的に取り上げ(取り去る)ことを意味します。

つまり、復活の力を信仰によって解き放つことを「歩く」ということばで表しています。

不信仰によって約束の地カナンに入れなかった者たちを象徴する「三十八年の病人」が、イェシュアによって生き返ることを預言しているしるしなのです。

このしるしは文字(もんじ)としての聖書ではなく、イェシュアによる「いのちを与える御霊」によって新しく造られた者として生きることを促しているのです。

私たちはキリストにあって「新しく造られた者」(Ⅱコリ5:17)であることを意識する必要があります。

そのためには、「上にあるものを求める」必要があります。「上にあるもの」とは、死んでよみがえられて「神の右の座に着いておられるキリストにあるいのち」です。

そこにすでに「あなたがたのいのちは、キリストとともに神のうちに隠されている」(コロサイ3:1~4)からです。

「キリストが現れる」時に、「私たちも栄光のうちに現れる」からです。キリストとともに神のうちに隠されている私たちのいのちは、すでに完成されて、守られているのです。

三一の神が私たちの霊とともにご臨在しておられます。


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