シリーズ「霊の中に生きる」 No.14人の魂(11)
シリーズ「霊の中に生きる」 No.14
人の魂(11)
新しくされたキリストの「思い」
キリストの奥義を語れるように
●聖書の最高の教えは『霊の中に生きる』ことです。
シリーズ「霊の中に生きる」の第14回目です。
「人のたましい」について扱っております。
今日はその第11回目です。
「御霊の思い」がたましいに浸透していくことによって、キリストの「奥義を語る」ようになります。
【新改訳2017】
コロサイ人への手紙4章3~6節
3
同時に、私たちのためにも祈ってください。
神がみことばのために門を開いてくださって、私たちがキリストの奥義を語れるように祈ってください。
この奥義のために、私は牢につながれています。
4
また、私がこの奥義を、語るべき語り方で明らかに示すことができるように、祈ってください。
5
外部の人たちに対しては、機会を十分に活かし、知恵をもって行動しなさい。
6
あなたがたのことばが、いつも親切で、塩味の効いたものであるようにしなさい。
そうすれば、一人ひとりにどのように答えたらよいかが分かります。
この箇所でパウロはキリストの奥義(「ミュステーリオン」μυστήριον)を語れるように祈ってくださいと懇願しています。
さらにこの奥義を語るべき語り方で明らかに示すことができるようにとも語っています。
そして同時に、パウロだけでなく、「あなたがたのことばが、いつも親切で、塩味の効いたものであるようにしなさい」と命じています。
この「塩味の効いたもの」とは「奥義」のことです。
ここでの「塩」とは、幕屋での「聖なる香」に添えられる「塩」を意味しています。
香料のナタフ香、シェヘレテ香、ヘルベナ香と純粋な乳香のうち、前者の三(ナタフ香、シェヘレテ香、ヘルベナ香)は「キリストの死」を、残りの一(乳香)は「キリストの復活」を象徴しています。
さらに三は「父・子・霊」を意味し、一は神を意味します。
この三一の神は奥義です。
このように、奥義を理解し語ることが「塩味の効いたことば」なのです。
コロサイ人への手紙全体が「キリストの奥義」を啓示していますが、エックレーシア(教会)はキリストの奥義に目が開かれて上からの悟りを与えられる必要があるのです。
教会と訳された「エックレーシア」は、花婿の口づけを求める花嫁として、「キリストの奥義を語る者」とならなければなりません。
三一の神の霊があなたがたの霊とともにおられます。
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